東京海上日動火災保険(以下「東京海上日動」)は、東京海上日動あんしん生命(以下「あんしん生命」)、JR東日本と連携し、2023年1月よりメタバース(仮想空間)で自動車保険などの個人向け保険の販売を始めると発表した。あわせて、保険の特性を楽しく体験できるゲームコンテンツ「VAW・空飛ぶカーレース」の提供を開始する。

2021年度の国内メタバース市場は744億円と予測

近年、新しいコミュニケーションの場として、インターネット上の仮想空間(メタバース)が注目されている。2021年度の国内メタバース市場は744億円。2026年度には1兆円を超えると言われている【(※)矢野経研調べ】 。

(※)メタバースの国内市場動向調査を実施(2022年) | ニュース・トピックス | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所 (yano.co.jp)
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3068

そんな中JR東日本は、2022年3月に世界発のメタバース・ステーション「Virtual AKIBA World」を開設。メタバースの社会実装に向けた取り組みを進めている。

東京海上日動とあんしん生命、JR東日本は、今後進展が見込まれるメタバース領域において連携し、新な保険相談・販売モデルを開始する。

Virtual AKIBA World(VAW)とは

参照元:Virtual AKIBA World

JR東日本が、駅を“つながる”くらしのプラットフォームへと転換する「Beyond Stations構想」の一環として2022年3月にオープンした、オリジナルのバーチャル空間。

世界的なコンテンツ集積地である秋葉原の駅と街をバーチャル空間に再現し、スマートフォンから気軽に体験できるのが魅力。

バーチャル空間に、多くの人が利用する駅や車両というリアルな場をつなぐことで、バーチャルをより身近なものにすることがねらいだ。

取り組み概要

東京海上日動とあんしん生命は、VAW上に「東京海上日動VAW保険相談所」と「VAW・空飛ぶカーレース」を開設する。

<東京海上日動VAW保険相談所>

保険代理店のアバターが保険に関する相談に対応。メタバース空間での商品説明や、「スマートらくらく手続き」などオンライン手続きを活用し、保険加入が可能となる(※)。

販売する保険は自動車のほか、火災保険やゴルファー保険など、リアル店舗の保険代理店や同社ウェブサイトから契約できるものと同じ。

メタバースを活用することで代理店に出向く必要がないため、保険相談にかかる心理的負荷も低減され、気軽に保険の相談ができるとのこと。

※生命保険については、保険商品に関する情報提供・プラン設計のみ

<VAW・空飛ぶカーレース>

空飛ぶ車を操縦し、VAWの最速レーサーを目指すゲーム。ゲーム終了後は、プレイヤーの運転性向を分析したドライバー診断レポートの提供をうけられる。

ゲーム内では、架空の損害保険や生命保険の利用でレースを有利に進めることが可能になる。保険の特性を楽しく体験できるゲームコンテンツとなっている。

開催期間・来場方法

■期間:2023年1月12日(木)~(終了時期未定)
■公式サイト:https://jrakiba.vketcloud.com/VAW/
■来場方法:Virtual AKIBA World公式サイト「中央通り/大通り」より入場

会社概要

  • 会社名:東京海上日動火災保険
  • 所在地:東京都千代田区大手町二丁目6番4号
  • 取締役社長:広瀬 伸一
  • 創業:1879年(明治12年)
  • 事業内容: 損害保険業(火災保険、海上保険、損害保険、自動車保険など)、および損害保険業に係る業務の代理・事務の代行
  • URL:https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/

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