トランスコスモス｜メタバースでの法的課題を解消するため道下剣志郎弁護士とアドバイザリー契約

トランスコスモス株式会社は、内閣府知的財産戦略推進事務局「メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題への対応に関する官民連携会議」の有識者のひとりである道下剣志郎氏とアドバイザー契約を締結したと発表した。

道下氏は、SAKURA法律事務所の代表弁護士で、「バーチャルシティコンソーシアム」に所属し「メタバースに関するガイドライン」を策定。「一般社団法人Metaverse Japan（メタバースジャパン）」のアドバイザーでもある。

アドバイザリー契約の背景と目的

メタバースは新しい文化であり、現在はいわば黎明期。メタバースにかかわる法的な課題には明確にできない部分が多い。メタバース内の行動が現実世界と接点をもつ場合、規制や規約などを法的に整備する必要があるのだ。

トランスコスモスでは、道下氏とともに、未成熟な規制や法律といったリスクを回避し、顧客がメタバース内で安心してビジネスを展開できるサービス提供体制を強化するとしている。

メタバースにおけるトランスコスモスの取り組み

トランスコスモスでは、メタバースを活用した新たなコミュニケーションのあり方を創出する取り組みを行っている。取り組みの一環には、各拠点や在宅の従業員を集約し多様化する働き方をサポートするメタバース上での「バーチャルコンタクトセンター」の構築や、アバターを活用してリアルに近い顧客とのコミュニケーションをメタバース上で提供する「バーチャルコミュニケーションサービス」の実現および展開サポートなどがある。いずれも2022年8月から実証実験を開始している。