国内大手の自動車部品製造会社の株式会社デンソーが、2023年1月25日から行われる、工場のカーボンニュートラルや省エネを実現するための展示会「グリーンファクトリーEXPO」に出店することが決まった。この展示会は3日間限定で、今回が記念すべき第1回目の開催である。
総勢1,420社が、自社の最新技術を紹介する今回の展示会。
デンソーも以前から取り組んできた「カーボンニュートラル工場」に関わる技術や製品を出展する予定だ。
デンソーが「グリーンファクトリーEXPO」に出展
自動車部品メーカー大手のデンソーが、2023年1月25日から東京ビックサイトで行われる「グリーンファクトリーEXPO」に出展することが決まった。展示会は、27日まで開催される。
今回は、「デンソーが目指すカーボンニュートラル工場」をテーマに出店することが決まっており、CO2の排出量削減に関するモノづくりの技術を紹介するそう。
エネルギーの再利用に着目したデンソーならではの展示となりそうだ。
デンソーは以前からカーボンニュートラルに取り組んできた
以前から、事業活動においての環境負荷を減らすために尽力してきたデンソー。
「地球環境の維持と事業の両立」を目標に掲げ、企業全体で環境保護に取り組んできた。
現在も10年ごとに策定されている「デンソーエコビジョン」の達成を目指して、「エネルギー」「クリーン」「グリーン」の3つの柱に対するアクションを、関連グループ含めた全社員で行っている。
今回の展示会では、カーボンニュートラル燃料の生成や貯蔵の他、それらを活用した技術や製品が紹介されるそう。展示の中には、今回が初出展の固体酸化物形燃料電池(SOFC)もあるようなので、見どころ満載の展示会となるだろう。
デンソーが「グリーンファクトリーEXPO」で紹介する製品や技術
今回の展示会で紹介されるのは、デンソーが長年手掛けてきた「モノづくり」と「エネルギー利用」の2つの観点から、CO2排出量の削減につながる技術や製品。
それぞれの概要は以下の通りだ。
【モノづくり】
温室効果ガスや有害物質を排出しないエネルギー、「クリーンエネルギー」を有効利用するための技術や製品の紹介
・基盤製品
・人協働ロボット
・ソフトウェア
生産性向上のためのロボットや、消費電力データの可視化ができるソフトウェアなどを紹介する予定。
【エネルギー利用】
資源を有効活用し、循環型社会に貢献するデンソーならではの技術や製品の紹介
・CO2回収の技術
・効率的な水素の製造
・他エネルギーから発電する製品
水蒸気から水素が作れるSOEC(固体酸化物形電解セル)や、燃料となる水素を都市ガスから取り出して発電するSOFC(固体酸化物形燃料電池)の初出展が予定されている。
展示されるものは全て、環境保護に長年取り組んできたデンソーだからこそ持つ、優秀な技術や研究結果だ。
今回の展示会は、それらを存分に学ぶことが出来る貴重な機会だろう。
会社概要
- 会社名:株式会社デンソー
- 所在地:〒448-8661 愛知県刈谷市昭和町1-1
- 設立:1949年12月16日
- 代表:有馬 浩二
- 事業内容:自動車部品の研究・開発・生産
- URL:https://www.denso.com/jp/ja/