編集部
KPMGコンサルティング（東京都千代田区）は1月24日、「製造業におけるインダストリアルデータスペース（IDS）との連携・活用支援サービス」を提供開始したと発表した。
本サービスでは、製造業に向けてデータ戦略策定からプラットフォームの構築、活用推進までのすべてのフェーズで支援するとのことだ。
急がれる企業内データプラットフォームの構築
欧州や米国において、企業間でデータを共有・活用するためのプラットフォームであるインダストリアルデータスペース（IDS）への参加・連携が進められている。
中でも、欧州が主導するIDSは、先行する自動車業界から他業界へ影響が拡大しており、社会課題に関する各社の取組みがデータスペース上で確認や評価ができるため、製造業において企業間のデータプラットフォーム構築の重要性が高まっている。
IDSへ参加できない企業はビジネスの継続が困難になる恐れがあるため、参加に必須とされる企業内データプラットフォームの構築が急務となる。企業内データプラットフォーム構築には数年の期間を要するため、未整備の企業は社内外のデータを有効活用できるよう、早急に対応を開始することが重要だ。
このような背景から、同社は自社で独自に開発したデータ移行・統合ソリューションと、データプラットフォーム構築支援の豊富な知識により、データプラットフォーム構築のすべてのフェーズで支援するサービスを開始するに至った。
データプラットフォーム構築支援の範囲
本サービスでは、すべてのフェーズにおいて、欧州のIDSとの連携を見据えた支援が可能とのこと。戦略策定やロードマップの策定、活用推進で重要なデータ組織の構成員などの直接的な支援だけでなく、各フェーズのプロジェクト管理も支援する。
アセスメントから方針＆ロードマップ策定
社内外のデータを自社内で分析し、顧客がビジネスで有効活用するための体制構築をサポートする。
会社概要
- 会社名：KPMGコンサルティング（KPMG）
- 所在地：千代田区大手町1丁目9番7号 大手町フィナンシャルシティ サウスタワー
- 取締役社長兼 CEO：宮原 正弘
- 事業内容：ビジネストランスフォーメーション（事業変革）、テクノロジートランスフォーメーション、リスク＆コンプライアンスの3分野から企業を支援
- URL：https://home.kpmg/jp/ja/home/about/kc.html