SUSHI TOP MARKETING株式会社は、企業のNFTマーケティングを支援している。同社は2023年1月、1億円の第三者割当増資を実施致した。引受先はSpiral Capitalをリード投資家とし、MIRAISE、電通グループだ。
資金調達の目的と背景
SUSHI TOP MARKETING株式会社は、NFTの配布と企画に特化し、企業のNFTマーケティングを支援している。同社が提唱するのは、「トークングラフマーケティング」というWeb3時代のマーケティング手法。「トークングラフマーケティングの文化を創造すること」をミッションとしている。
調達された資金を使い、技術開発にいっそう注力し、エンジニアやビジネス開発人材の採用にも踏み出す。
現在開発中の「トークングラフマーケター(仮)」は、法人向けのマーケティングツールだ。ユーザーが保有するトークンからユーザーの属性や趣味嗜好を推測し、NFTを送るマーケティング手法を用いている。
Web3時代のマーケティングでは、個人が所有するデジタルデータに紐づけパーソナライズドされたマーケティングや、エンドユーザーのプライバシーをより尊重したマーケティングが可能になる。
同社は、トークングラフマーケティングによって、以下のような変化が起こるとしている。
・特定のコミュニティにアクセスできるNFTを配布することで、コミュニティ形成を促す
・ゲームやアイドルのキャラクターのNFTを送付するプロモーションを行える
SUSHI TOP MARKETINGから見たNFTマーケティング市場とは
NFTやWeb3という言葉が広く知れ渡ったのは2021年初めごろから。当初は注目を集め、NFTの販売やマーケットプレイスなどの事業に参入する企業が相次いだ。しかし、2022年後半にもなると投機熱は盛り下がり、幻滅期に入っているところ。
一方、NFTをマーケティングツールとして活用する動きは活発化し、スターバックスなどの大企業が実施している。
同社は、NFTマーケティングにおける企業と顧客のコミュニケーションについて、イノベーションを起こす事業開発を一貫して行ってきた。「NFTマーケティングのリーディングカンパニーとしてグローバルのTAMを狙っていけるようなチャレンジを積極的に行なっていきます」と発表している。
会社概要
■SUSHI TOP MARKETING株式会社
- 会社名:SUSHI TOP MARKETING株式会社
- 会社解説:NFTの配布と企画に特化し企業のNFTマーケティングを支援
- 設立年月:2021年10月
- 企業URL:https://www.sushitopmarketing.com/