ネストビジュアル株式会社は、自社コンテンツ「お江戸メタバース」に、対話特化AI「ChatGPT」を活用した多言語対話機能（マルチリンガル機能）を実装したと発表した。

ネストビジュアル株式会社は、デジタルコンテンツの企画・開発会社。「お江戸メタバース」は同社のXR開発の知見を活かし、日本人にしかその世界観を描けないメタバースとして開発された三次元のバーチャル空間。

復興しつつある、あらゆるインバウンド需要に向けたイベント活用に期待

今回実装されたマルチリンガル機能「GPT-3.5」は、「お江戸メタバース」でのチャットにおいて、参加者相互の発信が数十の言語に同時通訳することが可能になるもの。

たとえば、チャット入力時に「～をフランス語で」や「Please convey in Japanese for～」などと添えると、入力した言語から指定した言語へ翻訳して発信することができる。

マルチリンガル機能が実装されたことによって、日本の「江戸時代」という特徴的な時代の世界観を言葉の壁なく世界中から体験することが可能になる。

またこの機能を使えば、日本各地で行われる外国人向けイベントの紹介や、海外向けECの展開、訪日前の質問を受け付けなどが可能となる。インバウンド需要に向けてイベントが戻りつつある中、海外へのプレゼンテーションの１つとして活用が期待される。

現在、メタバースが沸騰しているきっかけとしては、facebookが社名を「Meta（メタ）」に変更したことが挙げられる。メタバース空間では、自分のアバターを使って他のアバターとコミュニケーションができ、モノや土地の売買があるなど様々な分野で活用が広がっている。

お江戸メタバースの現在と今後

＜現在＞

・テキストチャットによるコミュニケーション
・セミナールーム（銭湯）では、画面共有を使ったプレゼンテーション
・浮世絵動画や花火など、日本独自の文化を鑑賞可能　など

＜今後の展開予定＞

・店舗での体験購入、ＥＣ連携
・イベントの開催、配信
・お江戸メタバースをハブとした世界観の違う新たなメタバースの構築

会社名：ネストビジュアル株式会社
所在地：東京都港区赤坂三丁目13番10号　新赤坂ビル8階９階
代表者取締役：小佐野保、植山耕成
設立：2014年3月10日
事業内容：デジタルコンテンツの企画・開発・制作。オリジナルコンテンツの販売・レンタル。動画・CG制作
映像コンテンツとテクノロジーの融合によって高品質な映像表現を目指して様々なデジタルコンテンツの開発、製作を行う会社。VR（バーチャルリアリティ）、MR（ミックスドリアリティ）、プロジェクションマッピングなどにもいち早く着手し、国内だけでなく世界へ向けてコンテンツを多数開発している。
会社HP：https://www.nest-vis.com/