メタバースという言葉を耳にする機会も増え、大企業も積極的に投資しています。副業も解禁されたため、ブームとも言えるメタバースの波に乗り、副業で挑戦できるものがないか調べている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、メタバースを活用した副業について徹底解説しています。プログラミングの知識がなくても始められるのか、どの程度の知識が最低限必要なのかなど、わかりやすくまとめました。

メタバースに関する副業を探すためのおすすめサービスも紹介しています。メタバース副業にチャレンジしたいと思っている方は、ぜひ本記事を参考にスモールステップで始めてみましょう。

メタバースを活用した副業を難易度別に3つ紹介

メタバースを取り入れた副業は、難易度で3つに分類できます。

  • 【初級】遊びながら利益生み出す「ゲーム系」
  • 【中級】イベント運営や接客サービスをおこなう「コミュニケーション系」
  • 【上級】プログラミングや3DCGを活用した「スキル系」

メタバース関係の副業は基本的に在宅でもできるため、働く時間や場所を問いません。また、難易度に違いはありますが、いずれも「得意分野」を活かして副業にチャレンジできるのも大きな特徴です。

まずはどのような副業があるか把握し、自分にも挑戦できそうなメタバース副業をチェックしましょう。

【初級】遊びながら利益生み出す「ゲーム系」

メタバースを活用した副業として最も始めやすいのが、「ゲーム系」です。NFT化されたゲーム用のキャラクターを購入し、ゲームで遊びながら仮想通貨を稼ぎます。

メタバースやNFTを活用した代表的なゲームに、「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」があります。モンスターを集めて対戦するゲームですが、レアなキャラクターNFTは1体数百万円単位で取引されるほどの人気ぶりです。

フィリピンではAxie Infinityで生活費を稼ぐ人もいるため、注目を集めています。

ゲーム対戦以外にも、キャラクターの売買や、キャラクターを貸し出す「スカラーシップ」という方法で報酬を稼げます。

稼いだ仮想通貨を日本円に換金すれば、ゲームで遊びながら利益を出せるという仕組みです。ゲームは誰でも手軽に始められるため、参入障壁が低いという特徴があります。一方、まとまった金額を稼ぐのは向いていません

コインチェックが「The Sandbox」で大型都市を建設中

国内の大手暗号資産取引所であるコインチェックは、メタバースゲームのプラットフォームである「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」の開発に力を入れています。

The Sandboxは、メタバース上にLANDと呼ばれる土地を購入・レンタルし、独自のゲームやサービスを作成できます。The Sandbox内では、独自で開発したアイテムの販売や、3Dゲームをプログラミングして作成することも可能です。

コインチェックでは、LAND上に2035年の近未来都市「Oasis TOKYO」を制作するプロジェクトをスタート。同プロジェクトは、さまざまな分野のアーティストとファンが、メタバース上でつながれる場所を提供する取り組みです。

大手仮想通貨取引所もメタバースゲームに注目しているため、ゲームをフックにした副業にも大きなチャンスがあると言えるでしょう。

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【中級】イベント運営や接客サービスをおこなう「コミュニケーション系」

メタバースを活用した副業には、イベント運営や接客サービスをおこなう「コミュニケーション系」の仕事もあります。

  • メタバースイベントでの接客業務
  • ゲームマスター(体験型ゲームのキャスト)
  • Webサイト上での雑談型接客対応

これらの仕事を、アバターとして従事するものです。現に上記の仕事は求人サイトで企業から募集されているもので、仮想空間で接客する仕事が存在することは押さえておきましょう。

時給は2,000円程度で、単価も比較的よい部類と言えるのではないでしょうか。

メタバース特化の求人サービス「メタジョブ」を利用する

メタバース関係のイベントスタッフなどを探すなら、「メタジョブ」がおすすめです。メタジョブは、メタバースやデジタルワークに特化した求人サービス。

メタバース関係の仕事は、好きな時間・場所で働けるだけではなく、好きなアバターで仕事ができるという点が最大の特徴です。

メタジョブに無料登録し、求人情報を検索して興味のある仕事に応募するだけ。採用されれば、アバターになってメタバース空間で接客したり、ドローンやロボットの遠隔操作をしたりなどの業務を行います。

メタバース空間の仕事なら、対人関係が苦手な方でも働きやすいという点も特徴的です。

新しい働き方を探している方は、メタジョブで副業から始めてみるとよいでしょう。

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【上級】プログラミングや3DCGを活用した「スキル系」

メタバースに関連する副業の上級者レベルになると、プログラミングや3DCGを使ったスキルが欠かせません。

スキル系の仕事は、コインチェックの事例で解説したような、メタバース上の土地を開発・デザインしたり、ゲーム内で利用できるアイテムを作成したりする仕事です。

メタバース開発やアイテム作成は専門的な知識やスキルが必要で、その分、本業以上の収入を稼ぐこともできます。

難易度は今まで説明した副業よりも高いですが、メタバースの市場規模や今後の成長を踏まえると、市場価値の高い人材として重宝される可能性も高いといえるでしょう。

デザインを学ぶことで収益性を更に伸ばせる

メタバース開発に携わる場合、スマホアプリなどの開発以上に「デザイン」に対する理解・素養が求められます。デザインを学ぶことで、収益性をさらに伸ばせる可能性を秘めているのです。

メタバース開発はゲーム開発に等しく、プログラミングによるプラットフォームの開発という側面以外にも、グラフィックやキャラクター・アイテムデザインなどの側面も備えます。

そのため、アイデアをメタバースの世界に落とし込むスキルだけでなく、基礎的なデザイン力も求められるのです。

独創的なアイデアでオリジナリティを生み出せば、差別化につながります。エッジの効いたメタバースゲームや土地開発ができれば、収益性をグイッと伸ばせるでしょう。

メタバース副業で活躍するための必須スキルは2つ

メタバースを活用した副業で差別化していくには、専門的なスキルの習得が欠かせません。中でも、メタバース副業でまとまった金額を稼ぎたいなら以下の2つを学びましょう。

  • Unity
  • Blender

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Unity

Unity」とはゲーム開発をするためのプラットフォーム(ゲームエンジン)で、世界中のゲームクリエイターがUnityを活用しています。

ゲームエンジンとは、ゲーム開発に必要な素材やテンプレート・部品などがまとめられたものです。Unityにはゲームの開発・実行環境も用意されているため、誰でもゲーム開発を簡単に始められます。

利用は無料で、ゲーム開発に興味がある方はまずは触ってみて、どのようなものか体感してみましょう。

Uintyには無料の学習プログラムも用意されています。プログラミングに関して知識がない方も、新たな挑戦としてUnityを学んでみてはいかがでしょうか。

Unityなら、「ワールド」と呼ばれるメタバース空間やアバターそのものを作成できます。使い方を覚えて利用の幅と知識が広がれば、転職も視野に入れられるでしょう。

Blender

Blender」は、3DCGのアニメーションを作成するためのアプリケーションです。Blenderを使うと、身の回りのモノをモデリングして立体的なオブジェクトを作成したり、仮想都市の開発をしたりできます。

Blenderは、公式サイトからアプリをダウンロードすれば簡単に始められます。

Blenderなどで作成した3DCGアニメーションは、Unityなどのゲームエンジンと連携させて活用することも可能です。

Unityはゲーム開発に特化し、Blenderはアニメーションやモデリングに特化したサービスです。いずれも無料で操作できるため、興味のあるほうにチャレンジしてもよいですし、どちらも一旦触ってみてもよいでしょう。

メタバースで小さく稼ぐなら特別なスキル無しでもOK!

メタバースに関連する副業は、規模や扱う内容によって難易度が大きく異なります。

難易度の高い上級レベルではプログラミングなどのスキルは必須ですが、小さく稼ぐなら特別なスキルは不要です。

メタバースを活用して本業以外から収入を少しでも作るなら、以下で紹介する3つのどれかから、お好きなものに取り組みましょう。

  • 隙間時間に自宅から働ける「アバターワーク」
  • clusterで利用できる「Vポイント」を換金
  • 遊ぶだけで仮想通貨がもらえる「GameFi」を利用する

隙間時間に自宅から働ける「アバターワーク」

メタバース系副業の中級で紹介した「メタジョブ」を活用し、アバターワークに取り組むのが、現実的かつ再現性の最も高い働き方です。

メタバースに力を入れている企業からの求人も多数あり、「メタバース空間内で働く」という仕事は実在します。しかも時給の相場は2,000円で、一般的なアルバイトよりも高待遇です。

メタジョブでアバターワークを経験した方は、以下のような感想を残しています。

  • 身体的な理由や居住地関係なく仕事が選べるのが嬉しかった
  • お化粧しなくてもいい、接客のお仕事は嬉しい!
  • ニックネームでお仕事できるのが楽しい!

働く場所にとらわれず、自宅からでも仕事ができるのも大きな特徴です。

成果報酬型ではないため、本業以外の実働時間を捻出しなければなりませんが、時間の調整をつけられる方にはアバターワークがおすすめです。

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clusterで利用できる「Vポイント」を換金

メタバースで小さく稼ぐ方法として、メタバースプラットフォームの活用も挙げられます。

Cluster」というメタバースプラットフォームでは、Vポイントと呼ばれる共通ポイントが配布されます。Vポイントは換金できるため、Cluster内でイベントを開催し、チケット販売を通じてVポイントを貯めるなどすると、メタバースで稼げるようになるのです。

法整備が整っていないため現在は規制されているメタバースプラットフォームは多いですが、今後はNFTを絡めて、アイテムの販売などもできるようになるでしょう。

Clusterでは現時点でアーティストがライブパフォーマンスなどを実施しており、今後、個人が小さなコミュニティを作ってファンを集めることも十分可能です。

YouTubeの投げ銭のように、メタバース内で投げ銭ギフトをもらって収益化させることもできるでしょう。

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遊ぶだけで仮想通貨がもらえる「GameFi」を利用する

冒頭で紹介した「Axie Infinity」のように、遊ぶだけで仮想通貨がもらえる、ゲームとファイナンス(お金)を掛け合わせた「GameFi(ゲーミファイ)」でも稼げます。

ゲーム内で独自通貨を発行し、ゲームをプレイするだけで通貨をもらえるものがいくつか登場しています。「Play to Earm(P2E)」とも呼ばれ、近年注目を集めている領域です。

GameFiは、NFTを絡めたゲームという性質を持っているものが多く、メタバースゲームにおける稼ぎ方とは若干異なります。

GameFiとしてとくに注目を集めたのが「STEPN(ステップン)」という、動いて稼ぐ「Move to Earn」ゲームです。

なお、GameFiはトレンドの移り変わりがめまぐるしく、安易に飛びついて損失を被るリスクもあるため慎重な行動が欠かせません

NFTゲームとメタバースゲームは違うモノである

NFTゲームとは、ゲーム内で発行される独自通貨を集め、ETH(イーサリアム)などの暗号資産に交換し、日本円に換金する仕組みです。ゲーム内で対戦したり、ミッションをクリアしたりして、独自通貨(トークン)の獲得を目指すという遊び方をすることが大半です。

一方メタバースゲームは、アバターを作成してオリジナルな世界を動き回ったり、アバター同士でコミュニケーションをとったりする遊び方をします。ゲームにおけるゴール設計がそもそもない場合も多く、プラットフォームとして存在しているという特徴があります。

メタバースゲームではアイテム作成や土地レンタルにより収益が発生し、その収益はETHなどの暗号資産であることが大半です。

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メタバースの副業を本格的に始めるならプログラミングスキルが重要

メタバースに関する副業は、誰でも簡単に始められるものもあれば、ゲームエンジンの開発スキルが求められるものもあります。

ゲームで遊びながら稼いでみるのはメタバースを体感するにはピッタリなので、入口としてはおすすめです。また、メタジョブなどで「アバターワーク」を探し、好きなあなたで働くという方法もあります。

メタバースの副業を本格的に取り組みたいなら、「Unity」または「Blender」を学び、専門的なスキルを身につけましょう。

メタバースはこれから発展・拡大する市場です。今からスキルを身につければ、先行者利益も十分狙えます。メタバース副業に興味のある方は、本記事を参考に新たなチャレンジをしてみましょう。

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