システム開発者向けのオールインワン監視プラットフォームを提供するNew Relicが、OpenAIのGPTシリーズAPIを利用したアプリケーションを監視する初の機械学習オペレーション(MLOps)機能を発表した。

【参考】New Relic Launches Industry’s First OpenAI GPT Observability Integration

GPT APIを組み込んだ新機能の概要

この新機能により、エンジニアチームはわずか2行のコードでOpenAIのコンプリーションクエリを監視し、同時にパフォーマンスとコストメトリクスをリアルタイムで追跡することができる。この新しい機能により、New RelicはOpenAIの生データを取り込み、OpenAIのChatGPTのような新しいAI技術を活用してイノベーションとビジネス目標を加速させる企業を支援する。

また、New Relicのサポートされるデータのカタログが拡大し、開発者の幅広い層にアクセスできるようになる。エンジニアはNew Relic Instant ObservabilityからOpenAIのクイックスタートを簡単にデプロイし、クレジットカード不要でこの機能を無料で利用できる。

ニューレリックのオブザーバビリティ担当GMであるManav Khuranaは、「GPTを活用してヘルプデスクチケットやライブチャットログ、コンテンツや画像の開発、セマンティック検索の高速化などを実現する企業が増えており、ニューレリックの監視機能は、エンジニアリングチームが使用量を最適化し、コストを削減し、より良い結果を達成するのに役立つ」と述べている。

新機能によるシステムオブザーバビリティへの寄与

この新機能は、技術の進歩に伴いますます重要になるオブザーバビリティを提供し、エンジニアがコストとパフォーマンスを簡単に監視できるようになる。特に、GPTを用いたヘルプデスクチケットやライブチャットログ、コンテンツや画像の開発、セマンティック検索の高速化など、多くの企業がGPT技術を活用するケースが増えれば、この機能は価値があると言える。

このような取り組みは、企業がデータドリブンなアプローチでソフトウェア開発を行い、顧客体験の向上やイノベーションを促進する上で役に立つはずだ。今回のNew RelicとOpenAIの技術の融合は、今後のビジネスへの応用において、重要な役割を果たすことが期待される。

New Relicの概要

New Relicは、エンジニア向けのデータ収集と分析プラットフォームで、2008年に米国で創業されました。同社は、デジタルビジネスのあらゆる指標を観測可能にするオブザーバビリティプラットフォーム「New Relic One」を提供している。

New Relic Oneはシステムのパフォーマンスの向上、規模と効率の向上、市場投入までの時間の短縮を実現する。アプリケーションやインフラ、モバイルやブラウザの顧客体験、デジタルサービスのSLAなど、あらゆる指標を一つのプラットフォーム上で観測可能にし、デジタルビジネスの改善と進化をサポートしている。

現在、1万7000社以上の企業がNew Relicを活用しており、日本でも多くの企業が導入している。

Reinforz Insight
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