ガンダムメタバース「ガンプラコロニー」、2023年10月テストオープン！

バンダイナムコグループは、3月27日にメディア向けに開催した「ガンダムカンファレンス SPRING 2023」にて、ガンダムメタバース「ガンプラコロニー」を10月にオープンすると発表した。

ユーザー作成のガンプラをスキャンして仮想空間で再現できる「ガンプラスキャン」や、「ガンプラECショップ」も同時オープンするとのこと。

「ガンダムカンファレンス SPRING 2023」とは

「ガンダムカンファレンス SPRING 2023」は、バンダイナムコグループの横断プロジェクトである「ガンダムプロジェクト」が開催。同社のガンダム事業統括者であるチーフガンダムオフィサー（CGO）藤原孝史が登壇したイベントだ。

今回のカンファレンスでは、ガンダムシリーズ45周年とガンプラ45周年に向けたプロジェクトの一つである、「ガンダムメタバースプロジェクト」を中心に、今後の映像展開やリアルイベントに関する発表を行った。

バンダイナムコグループでは、中期ビジョン「Connect with Fans」を掲げ、ファンとつながるための新しい仕組みであるメタバースの構築を進めている。

その第一弾としてガンダムメタバースの開発に着手。世界中のガンダムファンが集い、さまざまなコンテンツと触れ合える場を創出する。

今後は、すぐにメタバースの完成系を目指すのではなく、段階的に基盤を構築していくとのこと。まずは、カテゴリーごとにバーチャルコミュニティーを創出し、バンダイナムコグループの共通アカウントである「バンダイナムコID」により、連結を進める。

ガンプラコロニーは、ガンプラファン同士が交流できる場として位置づけられている。PCからのアクセスを想定しているが、スマートフォンでも簡単なコミュニケーションはできるようにする計画だ。

世界中のガンダムファンが円滑にコミュニケーションできる自動翻訳機能や、音声をテキストに、テキストを音声に変換できる機能の開発を進めている。

他のユーザーがいない時の話し相手となるAIキャラクター「メロウ」も開発中。バンダイナムコ研究所の対話AI技術を搭載しており、ユーザーのガンプラの嗜好を把握することで、同じファン目線で話すことができるとのこと。

メタバース空間内で、実際のガンプラを購入できるECショップもオープンする予定だ。購入したガンプラをメタバース内のコンテンツとして遊べるなどの体験を提供する。

ファンが作ったガンプラをメタバース空間内で楽しめるよう、ガンプラをスキャンする2つのサービスの研究を進めている。

1つ目は、スマートフォンを利用したスキャン技術。2つ目は、よりクオリティーの高いスキャンができるよう、専用のスキャン筐体の開発をソニーグループとともに進めている。

現在制作中の映像コンテンツも、ガンプラスキャンを盛り上げる。

今年10周年を迎える『ガンダムビルドシリーズ』にて、記念映像として「ガンダムビルドメタバース」と題した最新作（全3話）を、10月にYouTubeのガンダムチャンネルで配信する予定だ。

ガンダムビルドメタバース公式サイト
https://gundam-bm.net/

今後のガンプラに特化した空間の展開に目が離せない。

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