編集部
PlayStation独占タイトルのPC移植が続く中、Nvidia GeForce Nowのリークが再び話題となっている。このリークは、複数のPlayStation専用ゲームがPCに移植される可能性を示唆しており、Sonyにとっては頭痛の種となっている。現在、Demon’s SoulsやGran Turismo 7といった大作がPCポートの次の候補として注目されている。
PlayStation独占タイトルがPCに続々登場
ここ数年、PlayStation独占タイトルが次々とPCへと移植されている。以前では考えられなかった動きだが、Sonyがその方針を徐々に変えつつあることを示している。たとえば、「Horizon Zero Dawn」や「God of War」など、PlayStationプラットフォームでの成功を収めた作品が、PCでも高い評価を得たことで、この流れは加速している。これにより、PlayStationでしか遊べなかったゲームを、PCユーザーも楽しめるようになった。
この背景には、PC市場の大きな成長がある。Sonyは独占販売によってプラットフォームの優位性を確保してきたが、PCゲーマー向けの市場が無視できない規模にまで拡大していることが、方針の転換を促した。さらに、PC版のリリースはゲームの寿命を延ばす手段ともなり、最初のリリース後に新たな収益を生み出す機会を提供している。
今後も多くのタイトルがPC向けにリリースされる可能性が高く、PlayStationの独占タイトルがますます多様なプラットフォームで楽しめるようになることが予測される。
リークから残された2つの大作
Nvidia GeForce Nowのリークリストには、多くのPlayStation独占タイトルが含まれており、その中でも注目されているのが「Demon’s Souls」と「Gran Turismo 7」である。これらは、まだPCに移植されていない数少ない大作であり、今後のPC移植が期待されている作品だ。特に「Demon’s Souls」は、PlayStation 5のローンチタイトルとして注目を集め、リメイク版が多くのファンに支持されている。
「Gran Turismo 7」については、移植に対する期待はあるものの、ライセンスの問題が大きな障害となっている。レースゲームにおいては、車両やコース、さらには音楽に至るまで、再ライセンスが必要となるため、移植には相当の手間とコストがかかる。そのため、現時点では「Gran Turismo 7」のPC版が登場する可能性は低いとされている。
一方で、「Demon’s Souls」のリメイク版は技術的なハードルが低く、移植の実現が比較的容易と見られている。
PC移植の可能性と課題
PlayStation独占タイトルのPC移植は、ゲームファンにとっては嬉しいニュースであるが、その実現には多くの課題がある。特に、技術的な調整やライセンスの問題が、移植プロジェクトの大きな障害となることが多い。Sonyがこれまでにリリースしたタイトルも、一部では不具合が報告されており、安定した移植を実現するには相当な労力が必要である。
さらに、PC版のリリース時期も重要な要素となる。例えば、「The Last of Us Part 2」のリマスター版は、HBOでのドラマの第2シーズンに合わせてリリースされる可能性が高いとされている。このように、メディア展開とタイミングを合わせることで、より効果的なマーケティングが行われることが多い。
一方で、古い作品ほど移植が難しくなるケースもある。例えば、「Bloodborne」はファンから長くPC移植が望まれているが、SonyやFromSoftwareがこのタイトルに関しては慎重な姿勢を崩していない。
Demon’s Soulsが次の候補か？
「Demon’s Souls」が次にPCへ移植されるPlayStation独占タイトルの最有力候補とされている。この作品は、PlayStation 5向けにリメイクされた際に大きな話題となり、その美しいグラフィックと高い難易度がゲーマーの間で絶賛された。Nvidia GeForce Nowのリークリストにも残っており、その移植が確実視されつつある。
さらに、最近のリーク情報では、特定のプラットフォーム向けに新たなPlayStation独占タイトルが間もなく登場するとされている。この「特定のプラットフォーム」という言葉がPCを指すのではないかという見方が強く、「Demon’s Souls」がそのタイトルになる可能性が高いとされている。
もし「Demon’s Souls」がPCに移植されるとなれば、ソウルライクゲームの人気が高まる中で、PCゲーマーにとっては待望のリリースとなるだろう。