編集部
任天堂のスーパーファミコンライブラリが、待望の新作追加で再び話題となっている。今回のアップデートでは、伝説的クロスオーバー作品『バトルトード＆ダブルドラゴン』をはじめ、3つの輸入ゲームが配信された。
これにより、プレイヤーはバトル、レース、パズル、そしてドッジボールと多彩なジャンルで楽しむことができるようになった。
バトルトード＆ダブルドラゴン：伝説のクロスオーバーが復活
1993年に登場した『バトルトード＆ダブルドラゴン』は、ゲームファンの間で伝説的なクロスオーバー作品とされている。トード軍団とダブルドラゴンの兄弟が共闘し、敵と戦うベルトスクロールアクションである。このゲームは、かつてトレードウェストによって配信され、その斬新な組み合わせが話題となった。任天堂スイッチオンライン（NSO）のスーパーファミコンライブラリに今回のアップデートで再登場したことで、新旧のファンに再びその熱狂を届ける。
このゲームの魅力は、双方のキャラクターが持つ個性的な戦闘スタイルを活かし、ステージを進めるたびに異なる戦略が必要となる点にある。バトルトードシリーズの独特なユーモアと、ダブルドラゴンのシリアスなストーリーが見事に融合し、何度もプレイしたくなる中毒性がある。NSOでの再リリースにより、協力プレイを通じて友人と一緒に楽しむことも可能だ。これにより、当時のゲームファンだけでなく、新たな世代のプレイヤーにもその魅力を届ける機会が広がっている。
高難易度レースゲーム『ビッグラン』でアフリカを駆け抜けろ
1991年にリリースされた『ビッグラン』は、スーパーファミコン向けのステージ制シミュレーションレースゲームである。このゲームの舞台はアフリカで、プレイヤーは高速レースを繰り広げながらスポンサーを獲得し、レース資金を使ってパーツを購入することが求められる。単なるレースゲームにとどまらず、経済的な要素も取り入れた点が特徴で、プレイヤーは戦略的に資源を運用しながら勝利を目指す。
『ビッグラン』は、レースゲームとしてのスリリングな体験とともに、プレイヤーが資金管理を行い、車のパフォーマンスを最適化することが重要な要素となる。難易度も高く、コースや天候条件によってレースの展開が大きく変わるため、プレイヤーには高度な判断力が求められる。このゲームは、単純なレースを超えた深みのある体験を提供し、ハードコアなレースゲームファンには見逃せないタイトルである。NSOでの配信により、新たな挑戦を楽しむことができる。
パズルゲーム『コスモギャング』、ファン待望の再登場
『コスモギャング・ザ・パズル』は1993年にリリースされた落ち物パズルゲームである。同シリーズにはシューティングゲーム『コスモギャング・ザ・タンク』も存在しており、今回のNSO配信により両作品を楽しむことができるようになった。シンプルながら奥深いゲームシステムで、多くのプレイヤーから支持を集めてきた。
このゲームの魅力は、ユニークなキャラクターと直感的な操作感にある。プレイヤーは落ちてくるブロックを組み合わせて消していくという典型的なルールながら、ギャングのテーマが加わることで独自の世界観を築いている。また、一人用モードだけでなく、友人や家族と対戦できる二人用モードも用意されており、プレイヤー同士の熱いバトルが繰り広げられる。NSOでの再登場により、当時のファンにとっては懐かしさを、初めてプレイする新規ユーザーには新鮮な驚きを提供している。
クニオくんドッジボール：新たな回避アクションで進化
1993年にスーパーファミコンで登場した『クニオくんのドッジボールだよ 全員集合！』は、かつてのファミコン版ドッジボールゲームを進化させた作品である。このゲームは、ドッジボールをベースに、回避アクションや特殊ショットなど多彩なプレイスタイルを取り入れている。「SFCドッジ」との愛称で親しまれ、クニオくんシリーズのファンにとっては欠かせない作品となっている。
このゲームの特徴は、単なるボールの投げ合いにとどまらず、タイミングよく回避アクションを繰り出し、相手の攻撃をかわす戦略性が求められる点である。また、個性的なキャラクターが多数登場し、それぞれが持つ特殊な能力を駆使することで試合の展開が大きく変わる。友人同士での対戦や、コンピュータ相手に腕を磨くシングルプレイモードも充実しており、何度プレイしても飽きない内容となっている。NSOにてリリースされ、今再びその熱狂を体験することが可能だ。