Rolling Squareは、AndroidおよびAppleの「Find My Device」ネットワークに対応する新型トラッカー「AirCard Pro」と「AirNotch Pro」を発表した。
これらのトラッカーは、カード型およびタグ型のデザインで、先進的な機能とユニークなデザインを備えている。
Kickstarterを通じて先行予約が開始され、すでに大きな注目を集めている。
Rolling Squareが新型トラッカーを発表、AndroidとApple両方に対応
Rolling Squareは、Androidの「Find My Device」ネットワークとAppleの「Find My」ネットワークに対応する新型トラッカー「AirCard Pro」と「AirNotch Pro」を発表した。これらのデバイスは、デザイン性と機能性の両立を目指しており、特に外観の美しさと実用性が融合した製品となっている。透明な要素を取り入れたデザインは、テクノロジーの内部を感じさせるスタイリッシュな仕上がりだ。
「AirCard Pro」はカード型、「AirNotch Pro」はタグ型で、どちらも非常に薄く持ち運びが容易である。これらのトラッカーは、鍵や財布、カバンなど日常的に持ち歩くアイテムを簡単に追跡でき、紛失した場合でも素早く見つけることができる。AndroidとAppleの両方のネットワークに対応しているため、エコシステムを問わず多くのユーザーにとって便利なデバイスとなっている。
特にAndroidの「Find My Device」ネットワークは、まだ発展途上であるが、これらのトラッカーはその新しいネットワークを最大限に活用できるデバイスとして注目を集めている。今後、さらなる改善や新機能の追加が期待されるだろう。
AirCard ProとAirNotch Proのデザインと機能
「AirCard Pro」と「AirNotch Pro」は、それぞれ異なる形状ながらも共通して高度な機能を備えている。「AirCard Pro」はクレジットカードサイズで、非常に薄く持ち運びに適している。このトラッカーはQiワイヤレス充電に対応しており、1回の充電で14か月間持続する。また、QRコードが印刷されており、拾った人がスキャンするとデジタルIDにアクセスでき、持ち主の情報を確認できる仕組みが導入されている。
一方、「AirNotch Pro」は小型のタグ型トラッカーで、暗闇でも見つけやすい蓄光素材が使われている点が特徴である。また、全方位に音を発する2つのスピーカーが搭載されており、このカテゴリの中で最も音量が大きいとされている。さらに、コイン型バッテリーを使用しており、バッテリー寿命は20か月に達する。IP68の防水防塵性能も備えており、日常生活での使用において信頼性が高い。
これらのトラッカーは、デザインと機能のバランスが取れており、日常の多様なシーンで活躍が期待される。
先行販売と価格情報、Kickstarterでの成功
Rolling Squareは、この新型トラッカーをKickstarterを通じて先行販売しており、大きな成功を収めている。プロジェクトの初期目標は22,000ドルだったが、すでに21万ドル以上の資金を集め、約10倍の達成率を誇っている。この成功により、消費者の期待が高まっており、実際の製品がどれほどのパフォーマンスを発揮するかに注目が集まっている。
「AirCard Pro」と「AirNotch Pro」の一般販売価格は39.90ドルで、12月に出荷開始予定だが、Kickstarterを通じての先行購入者は29ドルで手に入れることができる。これにより、早期にプロジェクトに参加するユーザーは、割安な価格で最新のトラッカーを手に入れるチャンスを得ている。
このトラッカーは、すでにRolling Squareの公式サイトでも予約を受け付けているため、Kickstarterを利用しないユーザーも購入の機会がある。これほどの資金を集めた背景には、製品の魅力と需要の高さがあることがうかがえる。
Find My Deviceネットワークの今後の展開と期待
Androidの「Find My Device」ネットワークは、まだ発展の途上にあるが、今回のRolling Squareの新型トラッカーが導入されることで、今後の進化が期待されている。このネットワークは、Appleの「Find My」と同様に、デバイスの位置情報をリアルタイムで追跡できるが、さらなる機能強化が求められている。特に、UWB(超広帯域無線)技術のサポートが期待されており、将来的にはより精度の高い追跡が可能になると考えられる。
Rolling Squareのトラッカーは、すでに「Find My Device」ネットワークと連携しており、その使い勝手の良さが評価されている。現時点ではiOS向けには展開されていないが、AndroidとAppleの両方での対応が進むことで、さらに多くのユーザーにリーチする可能性がある。
今後、Googleがこのネットワークの機能を強化し、新たなトラッカーや関連デバイスが登場することで、紛失物を追跡する技術がさらに進化していくことが期待される。これにより、ユーザーはより多くのデバイスを簡単に管理し、安心して日常生活を送ることができるだろう。