編集部
Ray-Ban Metaグラスがソフトウェアバージョン9.0へのアップデートを迎え、新たな機能を追加した。
今回のアップデートでは、WhatsAppやMessengerで音声メッセージを送信する機能が加わり、より直感的なコミュニケーションが可能になっている。また、ハンズフリーでのタイマー設定や、Meta AIとのやり取りをSNSでシェアする機能も搭載された。
これらの追加機能は、グラスの利便性をさらに高め、日常生活におけるデバイスの活用方法を広げるものとなっている。
バージョン9.0のアップデート内容とは？
Ray-Ban Metaグラスは、ソフトウェアのバージョン9.0へのアップデートにより、新たな機能を搭載した。今回のアップデートでは、従来のバグ修正やパフォーマンス向上に加え、特に注目すべき3つの機能が追加されている。音声メッセージの送信機能、ハンズフリーのタイマー設定機能、そしてMeta AIとの対話をSNSで共有する機能である。
音声メッセージ機能は、最大1分間の録音が可能で、WhatsAppやMessengerと連携してメッセージを送信できる。この機能は、メッセージを受信するとグラスから通知され、音声で再生も指示できる。さらに、タイマー機能は音声指示でセット可能で、設定時間が終了するとグラスを通じて通知される。
このようなアップデートは、Ray-Ban Metaグラスのユーザーにとって、日常的な操作をよりシームレスにするだけでなく、音声によるインターフェースの利便性を大きく向上させるものである。
ハンズフリーでタイマー設定可能に
Ray-Ban Metaグラスのバージョン9.0では、新たにタイマー設定機能が追加された。これにより、ユーザーは音声コマンドだけでタイマーを設定できる。たとえば、料理中や運動中など、手が離せない場面でもタイマーを音声で操作できるのが大きな利点である。
「Hey Meta、タイマーをセットして」と指示するだけで、ユーザーは設定した時間の終了時にグラスを通じて通知を受ける。この機能は特にマルチタスクを行う際に役立ち、スマートフォンを取り出すことなく操作が完了する。
このハンズフリー機能は、Ray-Ban Metaグラスが単なるファッションアイテムにとどまらず、実用性を高めたデバイスであることを示している。特に、時間管理を音声のみで行える点は、日常生活におけるユーザーの利便性を大きく向上させる。
Meta AIとのインタラクションをSNSでシェア
Metaグラスのバージョン9.0では、Meta AIとのインタラクションを簡単にSNSでシェアできる機能が追加された。この機能は、グラスを通じてMeta AIと対話し、その結果をFacebookやInstagramのストーリー、もしくは友人に共有できるというものだ。
シェア機能は音声コマンドで行えるため、手を使わずに操作が可能である。たとえば、Meta AIからの返答を「Hey Meta、シェアして」と指示することで、そのままSNSに投稿できる。この機能は、Meta Viewアプリを通じて接続するが、Metaは自動的にアプリをリンクさせることはなく、ユーザーのプライバシーに配慮している。
この機能により、Metaグラスのユーザーは、よりインタラクティブでパーソナルな体験を他者と共有しやすくなった。SNSでのシェアがシームレスに行えることで、グラスの活用範囲はさらに広がるだろう。
今後期待されるさらなるアップデート
バージョン9.0でのアップデートにより、Ray-Ban Metaグラスはさらに進化したが、今後のさらなる機能追加にも期待が高まる。特に、Meta Connectで発表された次世代の技術や、AIのさらなる統合は、ユーザーの期待を一層高めている。
今後予定されているアップデートでは、より高度なAI機能や、メッセージング以外のアプリケーションとの連携が強化される可能性がある。これにより、グラスは単なるコミュニケーションツールを超えた、生活全般に役立つ多機能デバイスへと進化するだろう。
また、Metaグラスはまだリリースから1年未満であることを考えると、頻繁に更新が続くことが予想される。今後のアップデートによって、さらに革新的な機能が追加されることで、ユーザーの体験がどのように向上していくのか、注目が集まる。