Googleメッセージが新たに複数の機能を追加し、より便利なメッセージング体験を提供するようになった。最新のアップデートでは、RCSメッセージの編集機能が正式にリリースされ、送信後15分以内であれば内容を修正することが可能となった。
さらに、マジックリライト機能の改善により、テキスト編集がより簡単に行えるようになり、グループ検索や画面効果といった追加機能も登場している。
RCSメッセージ編集機能が正式リリース
GoogleメッセージがRCSメッセージ編集機能を正式にリリースした。これにより、送信後15分以内であればメッセージ内容を修正することが可能となり、長押ししてツールバーから鉛筆アイコンをタップするだけで編集ができる。編集後は「編集済み」のラベルが表示され、詳細メニューから元の内容を確認することもできる。
この機能は全ての会話参加者が対応している場合にのみ利用可能であり、今後のRCS普及の一助となることが期待されている。これにより、誤送信や入力ミスに対する不便さが大幅に解消される見込みである。
今回のリリースは5月の発表以降、長らく待たれていた機能であり、ようやく安定版に搭載されたことで、多くのユーザーにとって実用的なアップデートとなっている。
マジックリライトでメッセージ編集が簡単に
Googleメッセージの「マジックリライト」機能が改善され、従来よりも簡単にメッセージ内容を編集できるようになった。この機能は、「プラス」メニューからアクセス可能となり、ファイルや場所の共有、スケジュール送信と同様に使えるようになっている。
従来はテキストフィールドの一部として提供されていたが、今回の改善により、テキスト入力欄のスペースが広がり、より使いやすくなった。マジックリライトは送信前のメッセージを自動的に最適化する機能であり、ユーザーは必要に応じて文章表現を調整できる。
これにより、表現の微調整や誤字の修正がより手軽に行えるようになり、日常的なコミュニケーションの質を向上させるだろう。
グループ検索や画面効果などの新機能も追加
Googleメッセージは、グループ検索機能や新たな画面効果を含む複数の新機能を追加した。グループ検索では、新しい会話画面から直接検索を行うことができ、会話履歴や特定のメッセージをより素早く見つけられるようになった。
また、画面効果では特定のフレーズを入力すると、バルーンや紙吹雪といったビジュアルエフェクトが表示され、メッセージ体験をより楽しいものにする。たとえば、「おめでとう」や「ハハハ」といった言葉に反応する。
これらの新機能は、メッセージングアプリとしてのGoogleメッセージの魅力を高め、より多様なユーザー体験を提供することを目指している。
ベータ機能と今後の展開
現在、Googleメッセージにはいくつかのベータ機能が試験的に導入されている。「プロフィール設定」では、表示名や写真を誰に公開するかを選択できるようになり、プライバシー管理が強化されている。
他にも、RCSのステータス表示や、カメラのフェイスフィルター機能がテストされており、より直感的な操作性を実現するための改良が進められている。デュアルSIM対応のRCSサポートも予定されており、国際的な利用においても利便性が向上する見込みである。
これらのベータ機能は、今後正式リリースされることで、さらに多様なメッセージング体験を提供することが期待される。