NVIDIAの次世代GPUであるRTX 5080のラップトップ版が登場する可能性が高まっている。YouTuber「Moore’s Law is Dead」によって、エンジニアリングサンプルとされるGB203 GPUの画像が公開された。このGPUは、RTX 5080またはRTX 5090ラップトップシリーズに搭載される可能性が指摘されている。

リークされたスペックでは、8,196個のCUDAコアと16GBのGDDR7 VRAMが予想されており、前世代を大きく上回るパフォーマンスが期待されている。

リークされた画像が示す新GPUの詳細

NVIDIAの次世代GPUであるRTX 5080のラップトップ版に関する新たな情報が浮上した。YouTuber「Moore’s Law is Dead」によると、エンジニアリングサンプルとされるGB203 GPUの画像が公開され、その姿が注目を集めている。リークされた画像には、「N22W-ES-A1」とラベルが付けられたサンプルが写っており、この「22」シリーズはブラックウェル世代のGPUに属するとされている。このブラックウェルGPUシリーズは、X11、X9、X7など6つのバリエーションを持ち、今回リークされたGB203はその中でもRTX 5080およびRTX 5090ラップトップ向けのものだと推測されている。

このGB203がRTX 5080の中核を担うとされる根拠は、NVIDIA内部の情報源から得られたもので、CUDAコア数やVRAMの容量といったスペック情報も合わせてリークされている。まだ確定的な情報ではないものの、このリークが正しければ、RTX 5080は次世代ラップトップにおいて大きな飛躍を見せる可能性が高い。CES 2025での公式発表に向けて、さらなる情報が待たれるところだ。

RTX 5080が搭載する可能性のあるスペック

リークされた情報によると、RTX 5080ラップトップGPUには8,196個のCUDAコアが搭載される可能性が高い。これは、前世代のRTX 4080に比べて大幅に増加した数であり、処理能力が格段に向上することが予想される。また、VRAMには16GBのGDDR7が採用される見込みで、これによりさらに高速なデータ転送が実現されるだろう。このGDDR7の転送速度は最大で28Gbpsに達するとされており、これもパフォーマンスの大幅な向上につながる要因となる。

このようなスペックは、ラップトップでありながらデスクトップ版RTX 4070 Ti SUPERやRTX 4080に匹敵する性能を発揮する可能性を示唆している。特に、消費電力が175ワット程度に抑えられている場合でも、これらの高性能を実現できるという見方が強い。NVIDIAは依然として公式にこのスペックを確認していないものの、既にサンプルがボードパートナーに出荷されていることから、Q1 2025での正式発表が予測されている。

前世代GPUとのパフォーマンス差異

リークされた情報から推測されるRTX 5080のパフォーマンスは、前世代のRTX 40シリーズを大きく凌駕するものとなりそうだ。YouTuber「Moore’s Law is Dead」の分析によると、RTX 5080はRTX 4080ラップトップ版に比べて45%から65%の性能向上が見込まれている。また、RTX 4090ラップトップ版との比較でも10%から25%の性能向上が予測されており、前世代のハイエンドモデルすら凌駕する可能性がある。

これに加え、RTX 5080はデスクトップGPUのRTX 4070 Ti SUPERやRTX 4080に匹敵する性能を発揮するともされている。このパフォーマンス差異が実現すれば、ゲーミングラップトップにおいてもデスクトップ並みの性能を持つ時代が到来するだろう。もちろん、これらはまだ公式の性能評価ではないが、リークされた情報が正確であれば、次世代ラップトップGPUの標準を大きく塗り替えることは間違いない。

CES 2025での正式発表の可能性

NVIDIAが次世代GPUであるRTX 50シリーズを正式に発表するのは、2025年のCESであると予想されている。このイベントでは、デスクトップ版だけでなく、ラップトップ向けのRTX 5080や5090も披露される可能性が高い。既にリークされたエンジニアリングサンプルが市場に出回りつつあることを考慮すると、NVIDIAが発表の準備を進めているのは間違いないだろう。

CESはテクノロジー業界最大の見本市であり、新技術や製品が一堂に会する場である。NVIDIAがこのタイミングで次世代GPUを発表すれば、ゲーミング業界における勢力図を大きく塗り替えることになるだろう。特にラップトップ向けの高性能GPUが登場すれば、パソコン市場全体に与える影響も計り知れない。NVIDIAの発表を待ちつつ、さらなるリーク情報の登場が期待される。

Reinforz Insight
ニュースレター登録フォーム

最先端のビジネス情報をお届け
詳しくはこちら

プライバシーポリシーに同意のうえ