マイクロソフトは従来の「メール」と「カレンダー」アプリ廃止に続き、Microsoft 365 Enterpriseユーザーを対象に、新Outlookへの移行を2026年4月から開始する。この移行は緩やかなものとなり、しばらくは旧バージョンの利用も可能だが、次第に新しいWebベースのOutlookへの切り替えが求められると予想されている。
新OutlookはAIアシスタント「Copilot」の統合や「ピン留め」「スヌーズ」などの時間節約機能を強みとする一方、従来機能の廃止や頻発するクラッシュ、動作遅延のリスクがユーザーの不満を招いている。Reddit上では不満の声が数多く投稿されており、機能不足や強制的な移行への反発が浮き彫りとなっている。
管理者側ではポリシー設定により移行の一時ブロックが可能だが、企業ユーザーが新Outlookの変化をどこまで受け入れるかが焦点となる。従来機能を重視するユーザーの期待に応えるべく、マイクロソフトにはUIやパフォーマンス改善に向けたさらなる努力が求められている。