Nu Holdings(NYSE: NU)、デジタルバンキング大手Nubankの親会社が、11月中旬の株価ピークから35%の急落を記録した。この下落の背景には、ブラジルのインフレ率上昇や金利動向、通貨の不安定さが影響している。特に、投資家心理を揺るがしたのは、主要株主であるバークシャー・ハサウェイが同社株の一部を売却したことだ。
しかし、Nu Holdingsはラテンアメリカ市場での急成長を続けており、2024年第3四半期には520万人の新規顧客を獲得。収益は前年比56%増の29億ドルに達し、顧客活動率や収益性の指標がいずれも改善している。アナリストは長期的視点での成長を評価し、株価目標を18ドル以上に設定。急落後の同社株は、潜在的な投資機会として注目を集めている。