SamsungのAndroid 15ベースの独自インターフェース「One UI 7」の正式なアップデートスケジュールが、未確認ながらリークされた可能性がある。公式な発表はないものの、ソーシャルメディア上ではGalaxy S24シリーズを含む各モデルの展開日程が拡散されており、2025年4月18日から順次配信されるとの情報が注目を集めている。
リーク情報はSamsungルーマニアのワークショップ中に共有されたとされ、4月18日にGalaxy S24シリーズ、S24 FE、Z Fold6が対象となり、その後S23やZ Flip5などの旧モデルへと展開が続くとされる。過去のアップデートスケジュールと比較するとやや遅めの印象もあるが、これは安定性を確保するための調整と考えられる。
ただし、このスケジュールはSamsungの公式発表ではなく、ソーシャルメディア「X」の投稿者による情報であるため、慎重に受け止める必要がある。Samsungは未だ正式な発表を行っておらず、最終的なリリース時期は今後の公式声明を待つべきだろう。
One UI 7の展開スケジュールと従来のアップデートとの比較

SamsungのOne UI 7のリリース時期がリークされたが、そのスケジュールは過去のアップデートと比較するとやや異なる傾向が見られる。例年、Samsungは最新のGalaxy Sシリーズを最初にアップデートし、数週間後に旧世代モデルや折りたたみデバイスへと展開する流れをとっている。
しかし、今回のリーク情報では2025年4月18日にGalaxy S24シリーズと折りたたみ端末のZ Fold6、Z Flip6が同時にアップデートされるという点が注目される。従来、Samsungのフラッグシップモデルは、新しいAndroid OSの提供後3〜4カ月以内に安定版アップデートを受けるのが一般的である。
過去の事例では、One UI 5が2022年11月、One UI 6が2023年11月に配信されており、今回のOne UI 7が2025年4月となる場合、これまでよりも若干遅いペースとなる。また、旧世代モデルの展開がGalaxy S23シリーズで4月25日、S22シリーズで5月16日、S21シリーズで5月23日とされている点も、過去のアップデートと比べて慎重な展開スケジュールに見える。
この遅延の背景には、SamsungがOne UI 7の安定性を確保するため、ベータテストを長期間実施する可能性が考えられる。Android 15の新機能とSamsung独自の改良が加わることで、ソフトウェアの調整が従来よりも複雑になっている可能性があり、最適化に時間を要しているのかもしれない。
特に、折りたたみ端末においては、最新のインターフェースと新機能の統合が難しく、開発に時間をかける必要があると推測される。
リーク情報の信憑性とSamsungの公式発表とのズレ
今回のOne UI 7のアップデートスケジュールは、Samsungルーマニアのワークショップ中にZoom会議で共有されたとされるが、Samsung本社からの公式発表はまだない。そのため、このスケジュールが正確かどうかについては慎重に判断する必要がある。
情報の出どころはソーシャルメディア「X」のユーザーBuliga Cristianによる投稿であり、これがSamsungの内部情報に基づくものか、単なる憶測かは確認されていない。また、リーク情報の中で「韓国から提供された」とされるが、その具体的な証拠は示されていない点も不確定要素となる。
過去にもSamsungのアップデートスケジュールがSNS上でリークされた事例はあったが、実際の配信日程とは異なるケースが多々あった。さらに、Samsungは通常、新OSの展開スケジュールを正式発表する際には、地域別の詳細なリリース計画を提示することが多い。
今回のリークでは、特定の地域に関する言及がなく、あくまでもグローバルな日程のように見える点も不自然である。仮にリーク通りであったとしても、地域ごとの調整により、実際の展開スケジュールは変更される可能性がある。
したがって、この情報を鵜呑みにするのではなく、Samsungの公式発表を待つことが最も確実である。過去の事例を見ても、リーク情報は一定の精度を持つこともあるが、実際の配信日とは異なるケースが少なくない。今後の正式なアナウンスが出るまで、過度な期待を抱かず冷静に動向を見守ることが重要である。
Source:Sammy Fans