Appleの最新タブレット「11インチiPad(A16搭載)」が、正式発売を前に予約販売段階で割引適用となった。通常価格$349.99の128GBモデル(Wi-Fi専用・ブルーカラー)が、Amazonにて$20オフで購入可能となっている。
本モデルは2360×1640ピクセルのLiquid Retinaディスプレイを搭載し、A16プロセッサによる処理性能向上が特徴。従来モデルと同価格ながらストレージ倍増など、コストパフォーマンスの高さが際立つ。一方で、Apple Intelligenceには非対応であり、その点が購入判断の分かれ目となるかもしれない。
予約割引は3月12日の正式発売前に終了する可能性があり、在庫確保のためにも早期の決断が求められる。
Appleの新型11インチiPadが備える進化した仕様と価格設定

Appleの最新タブレット「11インチiPad(A16搭載)」は、予約販売の段階で早くも値引きが適用され、128GBのWi-Fiモデル(ブルーカラー)が通常価格$349.99から$20オフで販売されている。本モデルは、A16チップを搭載し、前世代のA14 Bionicから大幅な性能向上を実現。2360×1640ピクセルのLiquid Retinaディスプレイは、色彩の再現性が高く、動画視聴やゲームに適している。
ストレージ容量は前モデルの64GBから128GBへと倍増し、アプリのインストールやデータ保存の利便性が向上。加えて、12MPのリアカメラとフロントカメラを搭載し、ビデオ通話や写真撮影の機能面でも強化が図られている。Appleが新世代のiPadをこの価格帯で提供するのは戦略的な動きと考えられ、エントリーレベルのタブレット市場において競争力を高める狙いがあるとみられる。
Amazonでの割引対象はWi-Fiモデルのブルーカラーのみであり、他のカラーやモデルには適用されていない。割引の終了時期は明示されていないが、3月12日の正式発売を前に終了する可能性もあるため、購入を検討するユーザーにとっては早めの決断が求められる状況となっている。
Apple Intelligence非対応の影響とユーザーの選択肢
今回の11インチiPad(A16搭載)は、高性能なプロセッサと改良されたハードウェアを備える一方で、Appleが2024年に発表した新たなAI機能「Apple Intelligence」には非対応である。これは、AppleのAI機能がA17 Pro以降のプロセッサを搭載したデバイスに限定されているためであり、本モデルはその対象外となる。
この点は、特に最新のAI機能を求めるユーザーにとっては懸念材料となり得る。Apple Intelligenceは、Siriの高度化や生成AIを活用した文章作成、画像生成などの機能を提供するが、それらを活用できるのは上位モデルのiPad Proや将来的に登場するハイエンドデバイスに限られる。
一方、今回のiPadは手頃な価格とバランスの取れた性能を提供するため、AI機能を重視しないユーザーにとっては十分な選択肢となる。タブレット市場では、AI機能が今後の競争要素の一つになることは間違いない。
しかし、コストパフォーマンスを重視する層にとっては、Apple Intelligence非対応の影響は限定的であり、むしろ価格と性能のバランスが重要視されると考えられる。Appleがこの価格帯のiPadを強化し続ける限り、エントリーモデルの需要は引き続き高い水準を維持するとみられる。
Source:PhoneArena