サムスンは「Try Galaxy」アプリをアップデートし、次期OSアップデートであるOne UI 7のシミュレーション体験を可能にした。

今回のアップデートにより、新たに追加された「Now Brief」ウィジェットや再設計されたアプリアイコン、刷新されたクイック設定パネルの操作感を試すことができる。このアプリはもともとiPhone向けに開発されたが、現在ではAndroidデバイスでも利用可能となっている。

サムスンは、One UI 7の正式リリースが4月に予定されていることを明らかにしており、本アップデートはその事前体験を提供するものとなる。新機能をいち早く試せるこのアプリの進化に注目が集まっている。

One UI 7の新機能を「Try Galaxy」でシミュレーション体験

サムスンは、One UI 7のリリースに先立ち、「Try Galaxy」アプリのアップデートを実施した。このアプリは、Galaxyデバイスを持っていないユーザーでも新しいUIを体験できるシミュレーションツールであり、今回の更新でOne UI 7の一部機能を試せるようになった。

今回のアップデートでは、新しい「Now Brief」ウィジェットや刷新されたアプリアイコン、クイック設定パネルの変更点をシミュレーションできるようになった。「Now Brief」ウィジェットは、天気やスケジュールなどの情報をコンパクトに表示し、タップすることで詳細が確認できる仕組みになっている。また、クイック設定パネルは、通知パネルと分離され、より直感的な操作が可能になった。

もともと「Try Galaxy」はiPhoneユーザー向けに開発され、AppleユーザーにGalaxyデバイスの操作性を体験させる目的があった。しかし、サムスンはこのアプリをAndroidユーザー向けにも開放し、より多くの人がOne UIの進化を事前に体験できるようにした。これにより、既存のGalaxyユーザーはもちろん、他のAndroidデバイスを使用しているユーザーも最新UIの使用感を確認できる。

One UI 7の変更点と進化するサムスンのUI設計

One UI 7では、見た目や操作性の向上だけでなく、システム全体の使い勝手を高める改良が施されている。その代表例が「Now Brief」ウィジェットや刷新されたアイコンデザイン、そして新しいクイック設定パネルだ。

「Now Brief」ウィジェットは、必要な情報を素早く確認できる仕組みになっており、従来のウィジェットよりもコンパクトかつ柔軟に機能する。アイコンデザインはフラットで統一感のあるスタイルへと変更され、よりモダンな印象を与えるようになった。また、クイック設定パネルは、通知パネルとは別に配置され、重要な操作をすばやく行えるように整理されている。これらの変更点は、サムスンが直感的な操作性を追求していることを示している。

One UI 7の設計は、近年のAndroidのトレンドとも一致しており、よりシンプルで分かりやすいインターフェースを提供することを目指している。特に、通知と設定を明確に分離するデザインは、Googleの最新Androidデザインガイドラインにも沿ったものであり、スマートフォンの操作をよりスムーズにする狙いがある。こうした進化は、今後のGalaxyシリーズにおいても継続されていくと考えられる。

「Try Galaxy」の拡張が示すサムスンの戦略

「Try Galaxy」のAndroid向け開放は、サムスンのUI設計の進化をアピールするための重要な一手といえる。これまでiPhoneユーザーに向けて提供されていたこのアプリは、サムスン製品の魅力を体験させるツールとして機能していたが、今回の変更によりAndroidユーザーにもその門戸が開かれた。

この動きは、サムスンがより多くのユーザーにGalaxyのUIを体験させることで、ブランドの価値を高めようとしていることを示している。特に、Androidのエコシステム内での競争が激化する中で、他社のスマートフォンユーザーにもOne UIの良さを知ってもらうことは、今後のシェア拡大に向けた重要な施策といえる。

また、「Try Galaxy」では過去のバージョンでもOne UI 6.1のGalaxy AI機能を体験できるなど、単なるUIのプレビューにとどまらない活用がされてきた。今後も、サムスンはこのアプリを通じて、新機能の先行体験を提供し、ユーザーの関心を引きつける戦略を続けていくと考えられる。

Source:Android Central