AMDとNVIDIAの最新GPUに対する関心が急速に低下していることが、ドイツのテックサイト「ComputerBase」の調査で明らかになった。調査によれば、回答者の40%はそもそも新GPUの購入に興味がなく、19%は発売前には関心を持っていたが価格や供給問題により購入を断念した。
特に注目すべきは、AMDの新型RX 9070シリーズがNVIDIAのRTX 5000シリーズ全体よりも2倍以上の販売数を記録した可能性があることだ。一方で、最上位モデル「RTX 5090」は回答者の7%が購入しており、高額な価格にもかかわらず一定の需要を維持している。
この調査結果は、価格の高騰や供給不足がゲーマーの購買意欲に大きく影響を与えていることを示している。今後、AMDとNVIDIAが価格や供給の問題にどう対応するかが市場の行方を左右するだろう。
GPU市場の変化 ゲーマーの関心が低下する理由

ドイツの「ComputerBase」が実施した調査によると、最新のAMDとNVIDIAのGPUに対する関心が顕著に低下していることが明らかになった。特に、回答者の40%は最初から新GPUに興味を示さず、さらに19%が価格や供給問題を理由に購入を見送った。この結果は、単なる一時的な動向ではなく、業界全体の変化を示唆している可能性がある。
この低関心の背景には、GPUの価格高騰や技術革新の鈍化があると考えられる。近年、半導体不足の影響もあり、新型GPUの価格は高止まりしている。また、性能向上が緩やかになったことで、従来モデルを使い続ける選択をするゲーマーが増えていることも要因の一つといえる。特に、旧世代のGPUでも最新タイトルを十分に動かせる環境が整っているため、無理に新型を求める理由が減っている。
AMDとNVIDIAの戦略にも変化が見られる。AMDのRX 9070シリーズは市場で好調な売れ行きを示している一方で、NVIDIAのRTX 5000シリーズは供給不足の影響を受けている可能性がある。ただし、価格設定や供給量の調整次第では、今後の需要が再び活発化することも考えられる。
RX 9070シリーズが好調な理由 NVIDIAを超える販売実績
調査によれば、AMDのRX 9070シリーズはNVIDIAのRTX 5000シリーズ全体の2倍以上の販売実績を記録している可能性がある。これが事実であれば、GPU市場の勢力図に大きな変化をもたらす可能性がある。この背景には、価格設定や製品戦略の違いが影響していると考えられる。
AMDは近年、コストパフォーマンスを重視した製品戦略を展開しており、RX 9070シリーズも例外ではない。一方、NVIDIAのRTX 5000シリーズは高性能路線を維持しているが、その分価格が高騰し、需要が限定的になっている。特に、ゲーマーの多くはコストパフォーマンスを重視する傾向にあり、手頃な価格のAMD製品に流れる傾向が強まっている可能性がある。
また、NVIDIAは最新アーキテクチャ「Blackwell」を採用したモデルを展開しているが、供給不足の影響を受け、十分な市場投入ができていないとみられる。これは、AMDが相対的に優位な立場を確保する要因になっている可能性がある。ただし、NVIDIAの供給状況が改善し、新モデルの価格調整が進めば、今後の市場シェアが再び変動することも考えられる。
高額モデルの需要 RTX 5090が7%の支持を得た理由
調査結果の中で特に注目すべきなのは、NVIDIAの最上位モデル「RTX 5090」が7%のシェアを獲得していた点である。RTX 5090は市場での供給が限られているうえ、価格も非常に高額である。それにもかかわらず、この割合のゲーマーが購入を決断したことは、興味深い動向といえる。
この高額モデルへの需要は、ハイエンド志向のゲーマーやプロフェッショナル用途のユーザーによるものと考えられる。RTX 5090は、最新のゲームやクリエイティブ用途において圧倒的なパフォーマンスを発揮することが期待されており、それを必要とする層には高額でも受け入れられる傾向がある。特に、レイトレーシングやAI処理を活用する分野では、RTX 5090の性能が重要な要素となる。
しかし、この需要が市場全体に影響を与えるかどうかは不透明である。多くのゲーマーは依然としてコストパフォーマンスを重視しており、RTX 5090のような高額モデルが大きな市場シェアを獲得する可能性は低い。今後のGPU市場は、高性能路線を維持するNVIDIAと、コストパフォーマンスを重視するAMDの戦略の違いによって、さらに二極化する可能性がある。
Source: TweakTown