中国市場向けの新型タブレット「OnePlus Pad 2 Pro」のスペックがリークされた。ディスプレイは13.2インチの3.4K解像度LCDを採用し、最新のSnapdragon 8 Eliteを搭載する見込みで、フラッグシップモデルとしての性能が期待される。

最大16GBのRAM、1TBのUFS 4.0ストレージ、10,000mAh以上のバッテリーを備え、67Wまたは80Wの急速充電に対応する可能性が高い。OSはAndroid 15ベースのColorOS 15を採用し、グローバル版ではOxygenOS 15が搭載されると予測される。

Snapdragon 8 Elite搭載でOnePlusのタブレット戦略が進化か

OnePlus Pad 2 Proは、Snapdragon 8 Eliteを搭載するとされており、これは同社のフラッグシップスマートフォンOnePlus 13と同じチップセットである。このプロセッサは、高い処理能力と電力効率を兼ね備えた最新のSoCで、ハイエンドのゲーミングやマルチタスクにも適しているとみられる。タブレットとしてこのチップを採用することで、パフォーマンスを重視したデバイスとなる可能性が高い。

また、ディスプレイには13.2インチの3.4K解像度LCDが採用されると報じられている。これは、従来のOnePlus Padシリーズよりも大画面化し、視認性や作業効率の向上が期待できる仕様だ。さらに、最大16GBのRAMと1TBのストレージを搭載するとされ、タブレットとしてはトップクラスのスペックを誇る。

OnePlusのタブレット戦略はこれまで市場ごとに異なる製品名や仕様を展開しており、やや複雑なものとなっている。OnePlus Pad 2 Proも中国市場向けの名称であり、グローバル版では異なるブランド名で登場する可能性がある。これがユーザーにとって混乱を招くのか、それとも差別化の一環となるのかは、今後の発表次第だ。

バッテリー性能と充電規格は競争力を持てるか

OnePlus Pad 2 Proには10,000mAh以上のバッテリーが搭載されるとされており、タブレットとしては大容量の部類に入る。このクラスのバッテリー容量であれば、動画視聴やゲームプレイなど長時間の使用にも耐えられる仕様だと考えられる。しかし、同時にハードウェアの性能向上に伴う消費電力の増加も懸念されるため、最適化されたバッテリーマネジメントが求められる。

充電速度については、67Wまたは80Wの急速充電に対応する可能性が高い。OnePlusはスマートフォン市場において高速充電技術に強みを持っており、タブレットでもその技術が活かされる形となる。ただし、実際の充電時間や発熱対策がどのように設計されているのかは、正式な発表を待つ必要がある。

また、現時点でストレージ拡張に関する情報はなく、MicroSDカードスロットが非搭載となる可能性が指摘されている。これにより、購入時のストレージ選択が重要になるが、最大1TBのUFS 4.0ストレージが用意されるため、多くのユーザーにとっては十分な容量だろう。ただし、拡張性の有無はタブレットの用途によって評価が分かれるポイントとなりそうだ。

OnePlus Pad 2 Proはタブレット市場に新たな選択肢を提供するか

OnePlusのタブレットシリーズは、スマートフォン市場での実績を活かしつつ、高性能なデバイスを提供する方向性をとっている。OnePlus Pad 2 Proもその流れを受け継ぎ、フラッグシップタブレットとしての位置づけが期待されている。特に、Snapdragon 8 Eliteや最大16GBのRAMといったハイスペック仕様は、ハイエンドタブレットを求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となる可能性がある。

また、専用のスタイラスペンやキーボードフォリオに対応することで、生産性向上を目的とした利用も視野に入れられているようだ。これにより、エンタメ用途だけでなく、クリエイティブワークやビジネス用途にも対応できるタブレットとなることが予想される。

一方で、OnePlusのタブレット戦略は市場ごとに異なる製品名や仕様を採用しており、グローバル市場での統一性が課題となる可能性もある。OnePlus Pad 2 Proがどの市場に向けてどのような形で展開されるのか、正式な発表が待たれるところだ。いずれにせよ、OnePlusがタブレット市場で存在感を示す一台となることは間違いないだろう。

Source:NotebookCheck