OnePlusが最新スマートフォン「OnePlus Ace 5s」を正式発表した。このモデルは7,000mAhの大容量バッテリーMediaTek Dimensity 9400+ SoCを搭載し、長時間の駆動と高性能を両立している。

6.83インチOLEDディスプレイは120HzリフレッシュレートHDR10+対応により、なめらかで美しい映像体験を提供。さらに、80W急速充電に対応し、短時間で大容量バッテリーをチャージできる点も特徴だ。

カメラは50MPのメインセンサーを含むトリプルレンズ構成で、AIによる画像処理も強化。競合するXiaomiやiQOOのミッドハイレンジモデルに対抗する一台として注目される。中国市場を皮切りに、インドや欧州での展開も予想されている。

OnePlus Ace 5sのディスプレイとデザイン 迫力の6.83インチOLED搭載

OnePlus Ace 5sは6.83インチのOLEDディスプレイを搭載し、解像度1500×800ピクセル、リフレッシュレート120Hzに対応している。HDR10+をサポートしており、動画やゲームをより鮮明な画質で楽しめる設計だ。高輝度ディスプレイにより、屋外でも視認性が確保されている点も特徴のひとつである。

デザイン面では、OnePlusは高級感のある仕上がりを意識しながらも、コストバランスを考慮しているとされる。ミッドフレームにはプラスチック素材が採用される可能性が指摘されているが、従来のOnePlus製品と同様、プレミアムな質感が維持されると見られている。

ディスプレイ性能が向上することで、スマートフォンでの動画視聴やゲーム体験がより快適になる。特に120Hzの高リフレッシュレートは、スクロールの滑らかさやタッチ操作の精度に影響を与え、操作性向上に貢献する。ミッドレンジ帯のスマホではこのクラスのディスプレイを搭載するモデルは限られており、Ace 5sの競争力を押し上げる要素になりそうだ。

7,000mAhの超大容量バッテリーと80W急速充電 実用性を追求した設計

OnePlus Ace 5sの最も注目すべきポイントのひとつが7,000mAhの大容量バッテリーだ。従来のスマートフォンの平均的なバッテリー容量が4,500mAh〜5,000mAhであることを考えると、これは圧倒的な数値である。この大容量により、通常使用で約2日間の駆動が可能とされている。特に、ゲームや動画視聴を頻繁に行うユーザーにとって、このバッテリー性能は大きな魅力となるだろう。

さらに、80W急速充電に対応しており、わずか15〜20分で50%まで充電できるとされている。これにより、忙しい日常の中でも短時間で充電を完了させることができ、スマートフォンを常に快適に使える環境が整う。ただし、100W以上の充電速度を持つ競合機種もあるため、最速レベルではない点は考慮すべきだ。

バッテリー寿命と充電速度のバランスを重視するOnePlusの戦略は、多くのユーザーにとって実用的な選択肢となる可能性が高い。超大容量バッテリーと急速充電の組み合わせは、特に外出先で頻繁にスマホを使用するユーザーにとって、大きな安心材料となるだろう。

MediaTek Dimensity 9400+搭載 圧倒的なパフォーマンスを実現

OnePlus Ace 5sはMediaTek Dimensity 9400+ SoCを搭載し、前世代のDimensity 9300と比較して大幅な性能向上が期待されている。このチップセットは4nmプロセスで製造されており、発熱を抑えながら高いエネルギー効率を実現している。特に、AI処理能力が向上しており、カメラやゲーム性能の最適化にも貢献する。

CPU構成はオクタコアで、Snapdragon 8 Gen 3と並ぶ高性能チップとされている。ゲーム用途では、よりスムーズなフレームレートを維持しながら、高グラフィックのタイトルも快適にプレイできる。また、LPDDR5X RAM(12GBまたは16GB)とUFS 4.0ストレージ(256GBまたは512GB)を組み合わせることで、マルチタスク性能も向上している。

Dimensity 9400+の採用により、Ace 5sはミッドレンジのスマホでありながら、ハイエンドモデルに匹敵する処理能力を備える可能性が高い。高性能なチップとバッテリー性能の組み合わせにより、パフォーマンスとスタミナを両立させた一台として、多くのユーザーに支持されることが予想される。

Source:Techgenyz