Oppoが新たに開発中とされる「Find X8S」が、Xiaomi 15やGalaxy S25と競合するコンパクトフラッグシップとして注目を集めている。リーク情報によれば、Find X8Sは6.3インチのディスプレイを採用し、1.38mm未満の極細ベゼルを実現する可能性がある。

さらに、厚さ8mm未満の筐体ながらも5,700mAhの大容量バッテリーを搭載するとの報道もあり、これが本当なら同サイズ帯の競合機種を大きく上回るバッテリー性能を誇ることになる。加えて、コンパクトモデルでは珍しいペリスコープ望遠カメラの搭載が噂されており、カメラ性能の強化にも力を入れているようだ。

Xiaomi 15やGalaxy S25が6.2~6.36インチのディスプレイを採用する中で、Find X8Sはサイズ感の近いライバル機種として市場に投入されるとみられる。公式発表はまだないものの、フラッグシップ級のスペックを備えた1台として、今後の続報が期待される。

Oppo Find X8Sが実現するかもしれない極薄ベゼルと大画面の両立

Oppo Find X8Sは、6.3インチのディスプレイを搭載しながら、ベゼル幅をわずか1.38mm未満に抑えると報じられている。この仕様が実現すれば、Xiaomi 15(6.36インチ)やGalaxy S25(6.2インチ)と並ぶコンパクトなフラッグシップながら、より没入感のある視覚体験を提供することになる。

スマートフォンのディスプレイサイズが拡大し続ける中で、ベゼルの極小化は本体サイズを大きくせずに画面を広げる手法として注目されている。特に1.38mm未満のベゼルは業界でも極めて狭い部類に入り、ディスプレイと本体の一体感を高める効果が期待される。これにより、動画視聴やゲームプレイ時の没入感が増し、操作性の向上にもつながる可能性がある。

一方で、極薄ベゼルを実現するには技術的な課題も伴う。ディスプレイの強度や誤操作のリスクをどう克服するのか、Oppoの設計に注目が集まる。また、極薄ベゼル化によってフロントカメラの配置やディスプレイの耐久性に影響が出ることも考えられる。Oppoがどのようなアプローチでこの問題を解決するのか、正式発表が待たれる。

5,700mAhバッテリー搭載の可能性 コンパクトモデルの常識を覆すか

Find X8Sには、5,700mAhという大容量バッテリーが搭載される可能性がある。この数値は、一般的なコンパクトフラッグシップのバッテリー容量を大きく上回るもので、Xiaomi 15やGalaxy S25と比較しても大きなアドバンテージとなり得る。

スマートフォンの使用時間を左右するバッテリー性能は、多くのユーザーにとって重要なポイントとなる。特に薄型軽量のモデルではバッテリー容量が制約を受けることが多いが、Find X8Sは厚さ8mm未満の筐体でありながら、この容量を確保するとされている。この仕様が実現すれば、1日を通して充電の心配をせずに使用できる可能性が高い。

ただし、大容量バッテリーを搭載することで、端末の重量や発熱が増す可能性もある。実際にFind X8Sは約187gと報じられており、Galaxy S25(162g)よりも明らかに重い。Oppoがこの重量増をどのように補い、持ちやすさや発熱対策をどう工夫するのかが注目されるポイントとなる。

ペリスコープ望遠カメラ搭載の可能性 小型端末でも本格的なズーム撮影へ

Find X8Sには、コンパクトモデルでは珍しいペリスコープ望遠カメラが搭載される可能性がある。これが実現すれば、小型フラッグシップでも高倍率ズームが可能になり、撮影の自由度が飛躍的に向上することになる。

ペリスコープ望遠カメラは、光の経路を折り曲げてレンズの焦点距離を延ばす技術を用いることで、薄型のスマートフォンでも光学ズームを実現できる点が特徴だ。これにより、Find X8Sは遠景の撮影やディテールのクローズアップに強いカメラ性能を持つ可能性がある。

ただし、ペリスコープ望遠カメラは一般的にコストが高く、搭載スペースの確保が難しいとされている。そのため、Find X8Sにおいてどの程度のズーム倍率を実現するのか、また他のカメラとの組み合わせがどうなるのかが注目される。Oppoはこれまでもカメラ性能に力を入れてきたブランドであり、Find X8Sがどのような撮影体験を提供するのか、正式な発表が待たれる。

Source:Notebookcheck