OnePlusの次世代タブレット「OnePlus Pad 2 Pro」の詳細スペックがリークされた。リーカーのDigital Chat Stationによれば、本機はSnapdragon 8 Eliteを搭載し、16GBのLPDDR5X RAMと最大1TBのストレージを備える見込みだ。

ディスプレイは13.2インチの大型LCDパネルを採用し、3.4K解像度を維持。バッテリーは前モデルの9,000mAhからさらに強化され、10,000mAhを超える可能性が指摘されている。充電速度は67Wまたは80Wに対応するとみられる。

OnePlus Pad 2 Proが採用するSnapdragon 8 Eliteの実力とは

OnePlus Pad 2 Proは、Qualcommの最新チップセット「Snapdragon 8 Elite」を搭載すると報じられている。このSoCは、ハイエンドスマートフォン向けのSnapdragon 8 Gen 3をベースに、さらなる最適化が施されたものとみられる。特に、グラフィック処理性能が強化され、ゲームや高負荷アプリケーションの動作が一段と向上すると予想される。

Snapdragon 8 Eliteは、AI処理能力や消費電力の最適化にも優れているとされ、大容量バッテリーとの組み合わせで長時間の使用が可能になる可能性がある。また、OnePlusは以前から発熱対策にも力を入れており、冷却システムの強化によって安定したパフォーマンスを維持できるかが注目される。

チップセットの進化は、OnePlus Pad 2 Proの位置づけを大きく変える要素となる。従来のAndroidタブレット市場では、AppleのiPadシリーズが性能面で優位に立っていたが、OnePlusがこのSnapdragon 8 Eliteを採用することで、Android勢の新たな強敵となる可能性がある。特に、ゲーミング用途に最適化されるとすれば、iPad ProのMシリーズチップとどこまで競争力を持てるかが鍵となる。

13.2インチディスプレイとバッテリー強化で使用感はどう変わるか

OnePlus Pad 2 Proは、前モデルよりも約1インチ大型化した13.2インチのLCDディスプレイを採用する。これにより、画面の没入感が向上し、動画視聴やクリエイティブ用途での快適性が増すことが期待される。解像度は3.4Kとされ、精細な表示を維持しつつ、タブレットとしては高水準のビジュアル体験を提供する見込みだ。

また、バッテリーも大幅に強化され、10,000mAhを超える大容量になる可能性がある。昨年のOnePlus Pad 2では9,000mAhのバッテリーが搭載され、約15時間の駆動時間を記録したが、Pad 2 Proではより高効率な電力管理と新型プロセッサの省電力性能によって、さらに長時間の使用が可能になる可能性がある。

ディスプレイの大型化により、タブレットの重量や持ち運びやすさには影響が出るかもしれない。しかし、ゲーミングやマルチメディア利用を重視するユーザーにとっては、画面の広さとバッテリーの持続力の向上は大きなメリットとなるだろう。実際のサイズ感や重量がどの程度調整されるのか、正式発表での詳細が待たれる。

OnePlus Pad 2 Proはグローバル展開されるのか

OnePlus Pad 2 Proの正式な市場展開については、まだ不明な点が多い。昨年のOnePlus Pad Proは中国市場限定だったが、米国向けには仕様をほぼ同じにした「OnePlus Pad 2」が投入された経緯がある。この流れを踏まえると、OnePlus Pad 2 Proが海外市場に展開される場合、「OnePlus Pad 3」としてリリースされる可能性がある。

タブレット市場は、AppleのiPadが圧倒的なシェアを誇る一方で、Androidタブレットの選択肢は限られている。しかし、OnePlusは近年、グローバル展開に力を入れており、特に欧米市場での拡大を狙っていることから、OnePlus Pad 2 Pro(またはPad 3)が国際市場向けに登場する可能性は十分にある。

OnePlus Pad 2 Proの仕様が本当に「ゲーミング向け」となるのであれば、従来のタブレット市場とは異なる層にアピールできるかもしれない。特に、携帯ゲーム機に近い体験を求めるユーザーにとって、ハイパフォーマンスなAndroidタブレットの選択肢が増えることは歓迎されるはずだ。今後の正式発表に注目が集まる。

Source:Tom’s Guide