Appleが特許を取得した新しい薄型光学モジュールは、次世代iPhone 17 Airの開発に向けた重要な技術となる可能性がある。iPhoneのさらなる薄型化を実現するには、Face IDを支える光学モジュールの小型化が不可欠であり、Appleはこの課題に取り組んでいた。
この特許には39人のエンジニアが関与しており、実用特許としては異例の規模となった。送信機と受信機を含むこの新設計は、デバイスの厚みを抑えるだけでなく、電磁干渉の軽減や迷光の影響を最小限に抑えることを目的としている。
Appleの新特許が示すiPhone 17 Airの進化

Appleが取得した新たな特許は、iPhoneの薄型化における技術的な課題を克服する重要な要素となる。この光学モジュールは、Face IDの小型化を可能にしつつ、デバイスの厚みを抑えるための設計が施されている。
今回の特許では、光学モジュールの送信機と受信機の配置を最適化し、光軸の直交方向の高さを低減する仕組みが採用されている。従来のFace IDモジュールは一定の厚みを必要としていたが、新技術により、iPhone 17 Airではさらにスリムなデザインが実現される可能性がある。
また、この設計では電磁干渉(EMI)の低減や迷光の影響を最小限に抑える工夫が施されている。特に、光学モジュールが受ける外部光の影響を抑えることで、認識精度を維持しながら、デバイスの薄型化と消費電力の削減を両立する設計となっている。
39人のエンジニアが関与した異例の特許申請
この特許申請には、Appleの39人のエンジニアが関与している。Appleの特許申請にエンジニアが多く関わること自体は珍しくないが、実用特許でここまで多くの技術者が名を連ねるのは異例である。
特許に名前が記載されている技術者には、深度ハードウェアアーキテクチャリードのScott Smithや、光学設計エンジニアのIgor Raginskiなど、カメラや光学技術の専門家が含まれている。さらに、有限要素解析の専門家やモジュール統合のリーダーなど、多岐にわたる分野のエンジニアが関与している点も注目される。
これだけ多くのエンジニアが携わるということは、単なる小型化ではなく、Face IDの性能向上や、より高度なセンサー技術の統合が進められている可能性も考えられる。Appleが光学モジュールの開発にこれほどのリソースを投入している背景には、将来的な拡張現実(AR)や新しい生体認証技術との連携が視野に入っている可能性もある。
極秘開発された光学モジュールの今後の展望
今回の特許は、Appleが2023年に提出した暫定特許を基にしており、2024年9月に正式に出願された。特許が公開されるまでAppleが極秘に開発を進めていたことからも、この技術の重要性がうかがえる。
この特許の実用化によって、iPhone 17 Airのデザインは大きく変わる可能性がある。薄型化に成功すれば、重量の軽減や持ちやすさの向上につながるだけでなく、新たなフォームファクターの導入にも道を開くかもしれない。
ただし、特許が出願されたからといって、すぐに製品に採用されるとは限らない。Appleはこれまでにも数多くの特許を取得しているが、一部は試験的な技術にとどまり、実際のデバイスに搭載されることはなかった。今後の動向によっては、iPhone 17 Airではなく、それ以降のモデルに適用される可能性もあるだろう。
Source:Patently Apple