GoogleがPixelスマートフォンのホーム画面カスタマイズ機能を強化する可能性が浮上した。長らく姿を消していたアプリアイコンの形状変更機能が、Android 16のベータ版コード内で新たに発見された。この機能が正式に復活すれば、Pixelユーザーはデフォルトのランチャーを利用したまま、より自由にホーム画面のデザインを変更できるようになる。
かつてPixel Launcherには、アイコンの形を選択する機能が搭載されていたが、Android 12以降に突如削除された。その後、他社製スマートフォンが多彩なパーソナライズ機能を強化する中、Pixelのカスタマイズ性は限定的なままだった。しかし、今回の新メニューでは、円形や四角形だけでなく、七角形のクッキーやクローバー形といったユニークなデザインも選択肢に含まれていることが判明している。
Pixel Launcherに復活するアイコン形状変更機能とは

Pixelスマートフォンのホーム画面カスタマイズに関する大きな変更が期待されている。Android 16のベータ版で発見された新メニューにより、Pixel Launcher上でアプリアイコンの形状を変更できる可能性が高まっている。この機能は過去に一度搭載されていたが、Android 12以降に削除されてしまった経緯がある。
新たに見つかった設定では、アイコンの形状を6種類から選択できるようになっており、円形や四角形のほか、七角形のクッキーやクローバー形といったユニークなデザインが含まれている。これにより、ユーザーはサードパーティ製のランチャーを利用せずに、より自由にホーム画面をカスタマイズできる可能性がある。
現時点で、この機能が正式にAndroid 16で導入されるかは不明だが、Pixel独自の壁紙アプリと連携する形で提供される可能性も考えられる。アイコンの形状変更は小さな機能のように見えるが、スマートフォンの個性を際立たせる重要な要素であり、多くのPixelユーザーが歓迎する変更となりそうだ。
Pixel Launcherのカスタマイズ性は十分なのか
Pixelスマートフォンは、シンプルな操作性とクリーンなデザインが特徴だが、ホーム画面のカスタマイズ性に関しては長年物足りなさを感じるユーザーも多かった。他社のAndroidデバイスでは、アイコンパックの適用やドックの変更、ウィジェットの自由配置などが可能な機種もあり、Pixelと比較するとカスタマイズの選択肢が広い。
特に、Pixel Launcherは「At a Glance」ウィジェットの削除や、フォルダーのデザイン変更ができない点が不満として挙げられていた。そのため、より柔軟なカスタマイズを求めるユーザーは、Nova Launcherなどのサードパーティ製ランチャーを導入するケースが多かった。しかし、今回のアイコン形状変更機能の復活は、GoogleがPixelのカスタマイズ性を強化する方向に進んでいる兆しとも受け取れる。
今後のアップデートで他にも新たなカスタマイズ機能が追加されるかは不明だが、今回の変更が正式に導入されれば、Pixelスマートフォンの使い勝手はさらに向上することが期待できる。カスタマイズ性の向上は、Pixel独自の魅力を高める重要な要素となるかもしれない。
サードパーティ製ランチャーは不要になるのか
Androidの大きな魅力のひとつが、ユーザーが自由にシステムをカスタマイズできる点にある。しかし、Pixel Launcherは純正のシンプルな体験を重視するあまり、他のAndroid端末と比べるとカスタマイズの自由度が制限されていた。
そのため、多くのユーザーはアイコン形状の変更やジェスチャー操作の追加を求めて、Nova LauncherやAction Launcherといったサードパーティ製ランチャーをインストールしていた。これらのランチャーでは、テーマ変更やアイコンパックの適用など、純正ではできない細かな設定が可能だ。
今回のPixel Launcherのアップデートによって、アイコン形状変更が復活することで、サードパーティ製ランチャーを使う理由が一つ減ることになる。しかし、それだけで完全に置き換えられるわけではない。テーマの適用やジェスチャー操作の追加、ドックのカスタマイズといった機能は依然として制限されたままだ。Pixel Launcherが今後さらなるカスタマイズ性を提供するのか、それともシンプルなUIを維持し続けるのか、その方向性が注目されるところだ。
Source:PhoneArena