モトローラが開発中とされる新型フォルダブル端末が、Googleの「Pixel Flip」に影響を与える可能性が浮上している。これまでクラムシェル型フォルダブルに注力してきたモトローラだが、新たにブックスタイルのフォルダブル端末の開発に乗り出すとの情報があり、特許申請された技術からもその動きが推測される。
Googleは折りたたみ式スマートフォン市場で「Pixel Fold」を投入したものの、クラムシェル型の「Pixel Flip」は未発表のままだ。しかし、モトローラの動向がPixel Flipの開発を後押しする可能性がある。低価格でフォルダブル体験を提供するクラムシェル型は、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となるからだ。
モトローラの次期フォルダブルはPixel Flipの前触れか?

モトローラは従来、クラムシェル型フォルダブル端末「Razr」シリーズに力を入れてきた。しかし、今回浮上した特許情報から、新たにブックスタイルのフォルダブル端末を開発している可能性がある。この動きがGoogleの「Pixel Flip」構想に影響を与えると考えられている。
Googleは現在、ブックスタイルの「Pixel Fold」のみを展開しており、クラムシェル型フォルダブルはラインナップに存在しない。ただし、2022年には「2025年にPixel Flipが登場する可能性がある」との情報もあった。もしモトローラがPixel Flipのベースとなるようなデバイスを先行して投入すれば、Googleが後を追う形で市場に参入する可能性は十分にある。
クラムシェル型のフォルダブル端末は、価格を抑えやすく、一般ユーザーにとって手の届きやすい選択肢となる。そのため、モトローラの新モデルがこの方向性を強化すれば、GoogleがPixel Flipを投入する動きも加速するかもしれない。
Appleのフォルダブル市場参入は遅れすぎているのか?
フォルダブル市場でのAppleの立ち位置は、競争の激化とともに厳しくなっている。SamsungやGoogleがすでに製品を展開している中、Appleの「iPhone Fold」は2026年か2027年に登場するとされている。モトローラが新たなフォルダブルを投入すれば、Appleの立場はさらに難しくなる可能性がある。
著名なアナリスト、ミンチー・クオ氏によると、Appleのフォルダブルは7.8インチの内側ディスプレイと5.5インチの外側ディスプレイを備え、Face IDではなくサイドボタンに統合されたTouch IDを採用する可能性がある。しかし、この仕様が市場で求められるものと合致しているかは不明だ。
また、価格の問題もある。Appleのフォルダブル端末は2,000ドルを超えると予想されており、Samsungの「Galaxy Z Fold」シリーズよりも高価になる可能性が高い。競争が激化するフォルダブル市場で、高価格戦略が通用するのかは疑問が残る。Appleがこの市場にどのように切り込むのか、今後の動向が注目される。
モトローラのフォルダブルは新たな標準を確立できるか
モトローラは「Razr」シリーズでクラムシェル型フォルダブル市場において一定の成功を収めてきた。しかし、ブックスタイルのフォルダブルに本格参入するとなると、SamsungやGoogleといった強力な競争相手との戦いが避けられない。
新たに発見された特許では、モトローラのフォルダブル端末に衛星通信機能を備えた低プロファイルパッチアンテナが搭載される可能性が示唆されている。この技術が実用化されれば、通信環境の悪い場所でも安定した接続が可能となり、フォルダブル端末の新たな価値を生み出すことになる。
モトローラがこの新技術を活かし、価格と性能のバランスを取ることができれば、市場に大きな影響を与える可能性がある。これまでフォルダブル端末は高額な製品が多かったが、手頃な価格で高性能なデバイスを提供できれば、新たな標準となるかもしれない。
Source:PhoneArena