Oppoが間もなく発表する次期スマートフォン「Find X8s」が注目を集めている。特に、ディスプレイの超薄型ベゼルが特徴とされ、iPhone 16 Proを上回る可能性が指摘されている。Oppoのプロダクトマネージャーが公開した比較画像によれば、Find X8sのベゼルはiPhone 16 Proよりもさらに細く、「1.xx mm」の厚みであるとされる。

この極薄ベゼルは、Oppo独自の「チップレベルスクリーンパッケージング技術」によって実現されており、同社は「市場で最も細いベゼルを持つスマートフォン」としての認知を狙っている。また、ディスプレイサイズは6.3インチと比較的コンパクトでありながら、競争力のあるデザインを採用していることも特徴だ。

Oppoはこの新モデルを、Galaxy S25 EdgeやiPhone 17 Airの競争相手として位置付けており、正式発表は4月に予定されている。ただし、Find X8sのグローバル展開は不透明であり、一部市場では「OnePlus 13T」としてリリースされる可能性も示唆されている。

Oppo Find X8sの超薄型ベゼルが生み出す新たなデザイン競争

Oppoの次期スマートフォン「Find X8s」は、極薄ベゼルを採用することで、スマートフォン市場に新たなデザイン基準を打ち立てようとしている。この新モデルのベゼルは「1.xx mm」という圧倒的な薄さであり、iPhone 16 Proのベゼルを凌駕するとされている。

Oppoはこの技術を「チップレベルスクリーンパッケージング技術」と呼び、従来のスマートフォンと比較してさらに洗練された外観を実現している。昨年発表された「Find X8」のベゼル厚は1.45mmであり、すでに業界内で極限の薄さに達していた。

しかし、今回のFind X8sでは、それをさらに上回る水準へと引き上げた。iPhone 16 Proでは、上下のベゼルが1.41mm、左右が1.46mmとされ、Pro Maxモデルでは1.36mmにまで抑えられているが、Oppoはこれを上回るデザインを提示することで、競争力を高めている。

スマートフォンのベゼルが薄くなることは、ディスプレイの没入感を高めるだけでなく、筐体のコンパクト化にも寄与する。特に、Find X8sは6.3インチという比較的小型のディスプレイを搭載しているため、超薄型ベゼルによる視覚的な広がりはより一層際立つと考えられる。これにより、コンパクトなスマートフォン市場においても、デザインの先進性を強く印象づけることができる。

Oppoが狙う市場戦略とFind X8sの位置づけ

OppoはFind X8sを、超薄型フラッグシップモデルとして投入する計画であり、同時に新たな市場戦略を展開している。すでにFind X8 Proではカメラ性能を強化し、iPhone 16 Proの競争相手としての地位を確立しつつあるが、Find X8sはよりコンパクトなサイズで同様のアプローチを取る可能性がある。

特に注目すべきは、OppoがFind X8sを「Galaxy S25 EdgeやiPhone 17 Airと競争するモデル」と位置づけている点である。これまでのスマートフォン市場では、ベゼルの薄さはフラッグシップモデルの差別化要因のひとつとされてきたが、OppoはFind X8sをこの分野のトップランナーとする狙いがあるとみられる。

また、Find X8sのグローバル展開については慎重な見方もある。Oppoは最近、折りたたみスマートフォン「Find N5」のグローバル展開を見送っており、Find X8sも同様の方針が取られる可能性がある。ただし、OnePlusのブランドを通じて「OnePlus 13T」として展開する案も示唆されており、一部市場では別ブランドで販売される可能性も否定できない。

Find X8sの正式発表は4月とされており、その詳細なスペックや価格設定は今後明らかになるだろう。しかし、超薄型ベゼルという特徴が市場にどのような影響を与えるかは、今後のスマートフォン市場の動向を左右する重要な要素となることは間違いない。

Source:Digital Trends