サムスンの次期スマートフォン「Galaxy S25 Edge」の価格が、予想以上に高騰する可能性が浮上した。新たなリーク情報によると、同モデルは256GBと512GBの2つのストレージオプションを展開し、どちらも12GBのRAMを搭載。価格はヨーロッパ市場で256GBモデルが€1,200~€1,300(約$1,300~$1,400)、512GBモデルが€1,300~€1,400(約$1,400~$1,520)になるとされている。
Galaxy S25 Edgeの価格上昇が示すサムスンの新たな方向性

Galaxy S25 Edgeの価格が€1,200(約$1,300)以上になる可能性があるとのリークが注目を集めている。特に512GBモデルは€1,400(約$1,520)と、これまでのEdgeモデルよりも高額になる見込みだ。サムスンはこれまで、価格とスペックのバランスを取りながら市場にアピールしてきたが、今回の情報を見る限り、新モデルでは価格帯をさらに引き上げる動きが見られる。
価格上昇の要因として、チタニウム素材の採用が挙げられる。Galaxy S25 Edgeでは「Titanium Icy Blue」「Titanium Jet Black」「Titanium Silver」といったカラーネームが用いられており、これがボディ素材にチタニウムを採用する証拠とされている。iPhone 15 Proシリーズでも同様の素材変更が行われたが、サムスンもこれに追随する形となった可能性がある。
Galaxy S25 Plusが$1,000、S25 Ultraが$1,300からとされる中、Edgeモデルが同価格帯に接近していることは興味深い。従来、Edgeはベースモデルとハイエンドの中間に位置していたが、価格の変化によってその立ち位置が変わる可能性がある。価格に見合うだけの価値が提供されるかどうかは、今後の実機レビューや市場の評価次第となるだろう。
チタニウム素材の採用は進化か、それともコスト増の言い訳か
Galaxy S25 Edgeの大きな特徴の一つとして、チタニウムボディの採用が挙げられる。これまでの情報では、セラミック素材とアルミフレームを組み合わせるとの噂もあったが、新たなリークではチタニウムの使用が示唆されている。iPhone 15 Proシリーズでも採用されたこの素材は、高い耐久性と軽量化のメリットがある一方、製造コストが上昇することでも知られている。
チタニウム採用による本体の強度向上は歓迎されるべき点だが、ユーザーにとって気になるのは、それが実際の使用感にどのような影響を与えるかという点だ。金属フレームの変更によって、持ち心地や重量バランスが変わる可能性がある。また、スマートフォンの冷却性能にも影響を与えるため、熱処理の設計がどのようになっているかも注目される。
一方で、チタニウム採用が価格上昇の言い訳になっているとの見方もある。素材変更によるコスト増は否めないが、それ以上に利益率を上げるための戦略と考えることもできる。これまでのGalaxy Sシリーズと比べ、実際にどれほどの違いがあるのか、発売後の実機検証が求められるところだ。ユーザーが納得できる進化であるかどうかは、実際に触れてみなければ判断が難しい。
4月16日の発売を前に、消費者の選択肢はどう変わるのか
Galaxy S25 Edgeの発売日は4月16日と予想されており、サムスンの新しい戦略が市場にどのように受け入れられるかが注目される。Edgeモデルはこれまで、フラットスクリーンの標準モデルと高機能なUltraモデルの中間に位置し、デザイン性とスペックのバランスを重視したモデルとして展開されてきた。しかし、今回の価格設定を見る限り、その立ち位置に変化が生じる可能性がある。
特に注目すべきは、Galaxy S25 Plusとの比較だ。S25 Plusは$1,000とされており、これはEdgeの€1,200(約$1,300)という価格とほぼ同等だ。通常、PlusモデルはEdgeよりも高スペックとされてきたが、今回のS25 Edgeはどのような差別化を図るのかがポイントになる。また、ハイエンドのS25 Ultraと価格差が小さいことも、消費者の選択に影響を与えそうだ。
さらに、価格上昇が欧州市場での売上にどう影響するかも気になるところだ。サムスンは通常、米国市場向けに競争力のある価格設定を行うため、欧州のユーザーにとっては不満の種となることが多い。今後、地域ごとの価格差やキャンペーン施策がどのように展開されるかが、最終的な販売成績を左右することになるだろう。
Source:Android Central