Googleの未発表スマートフォン「Pixel 9a」が、正式発表前にもかかわらずUAEのクラシファイドサイトで販売されていることが確認された。さらに、ドイツのオンライン小売業者にもリストアップされ、価格やスペック情報が明らかになった。

※更新:ドイツ小売業者について、現在はPixel 9aの情報は削除されている模様

ドイツの小売サイトでは、128GBモデルの価格が549ユーロと表示され、4色のカラーバリエーションが用意されることが判明。6.3インチOLEDディスプレイ(120Hz)、Tensor G4チップ、8GB RAM、48MPメインカメラ、5,100mAhバッテリーといったスペック情報も確認された。

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Pixel 9aのスペック詳細と販売情報 ドイツとUAEの最新状況

Pixel 9aは未発表の状態ながら、すでにドイツとUAEで具体的な販売情報が明らかになっている。ドイツのオンライン小売業者では、128GBモデルの価格が549ユーロと設定され、発送には10〜14日を要するとされている。また、カラーバリエーションはグレー、ローズ、ブラック、バイオレットの4色展開が予定されている。

一方、UAEではクラシファイドサイトにPixel 9aが掲載され、2,350ディルハム(約640ドル)で販売されていることが確認された。ただし、これはGoogleの公式ルートではなく、非公式な流通品である可能性が高い。そのため、正式な価格設定とは異なる可能性があり、今後のGoogleの発表が待たれる。

これらの情報は過去のリーク情報と一致しており、正式な発表が近いことを示唆している。特にドイツのリストでは具体的な販売スケジュールが示唆されており、今月中の発表の可能性が高まっている。ユーザーにとっては、Googleの公式発表を待つことで、より正確な価格や販売国の情報を得ることができるだろう。

Pixel 9aのスペックと前モデルとの違い

Pixel 9aは、6.3インチのOLEDディスプレイを搭載し、解像度はFHD+、リフレッシュレートは120Hzに対応する。また、最大輝度は2,700ニットとされ、従来のPixel Aシリーズと比較してディスプレイ性能が向上している点が注目される。画面はGorilla Glass 3で保護され、耐久性の面でも一定の安心感がある。

プロセッサにはGoogle独自のTensor G4チップセットを採用し、8GB RAMおよび最大256GBのストレージが搭載される。カメラ構成は、48MPのメインカメラと13MPの超広角カメラのデュアルレンズ仕様となり、処理能力の向上によって写真や動画の品質も向上すると考えられる。

バッテリー容量は5,100mAhとされ、前モデルのPixel 7a(4,385mAh)と比べて大幅に強化されている。これにより、長時間の使用が可能になり、バッテリー持ちの改善が期待できる。これらのスペック向上により、Pixel Aシリーズが持つコストパフォーマンスの高さがさらに強化されていることがうかがえる。

公式発表前の販売はPixelシリーズでは異例の事態

今回のPixel 9aの販売情報は、Googleの公式発表を前に一部市場で販売が開始されている点が特徴的だ。特にUAEでの販売は、公式ルートではなくクラシファイドサイトを通じたものであり、正規の小売価格とは異なる可能性がある。しかし、すでに実機が市場に流通していることから、正式な販売開始が近いことは間違いないだろう。

Pixelシリーズでは、過去にもリーク情報が相次ぐことがあったが、発売前に実際の販売が確認されるケースは珍しい。これは、流通経路の問題やGoogleの管理体制の変化など、複数の要因が絡んでいる可能性がある。特に、今回のような状況は、Pixel 9aの需要の高さを示しているとも考えられる。

また、一部の市場ではPixel 9aの購入者に対して「Google TV Streamer(4K)」が無料で提供されるとの情報もある。Googleがこうしたプロモーションを行う背景には、新たなユーザーの獲得やエコシステムの強化を狙った施策があると推測される。正式発表後の販売戦略にも注目が集まりそうだ。

Source:dubizzleTechnomarketGSMArena