Googleが開発中のAndroid 16ベータ版に、新たな「アプリアイコンの形状とレイアウト」メニューが登場した。この機能により、Pixel Launcher内でアイコン形状をカスタマイズできる可能性がある。

これまでPixelスマートフォンでは、アイコンの形状変更が標準機能として提供されず、カスタマイズにはサードパーティ製ランチャーが必要だった。しかし、最新ベータ版のコード解析から、四角形やアーチ形、クローバー形など6種類のアイコン形状を選択できるオプションが確認された。

Android 12以来削除されていたこの機能が復活するかは不明だが、正式リリースが予定される2025年5月〜6月に向け、今後の動向に注目が集まる。

Pixel Launcherに新たなカスタマイズ機能 Android 16ベータ版で確認

Android 16の最新ベータ版で、Pixel Launcherにアイコン形状をカスタマイズする機能が確認された。この機能は「アプリアイコンの形状とレイアウト」メニューとして追加されており、ユーザーは6種類のアイコン形状を選択できる仕様になっている。

これまでPixelシリーズのランチャーでは、アイコンの形状変更が標準機能として提供されておらず、カスタマイズにはサードパーティ製のアプリを利用する必要があった。しかし、新しい設定項目が発見されたことで、今後のアップデートで正式に導入される可能性が浮上している。

現時点ではベータ版に隠された状態であり、開発が継続されている段階だ。最終的にAndroid 16の正式リリースに含まれるかは未確定だが、GoogleがPixelスマートフォンのカスタマイズ機能を強化しようとしていることは明らかだ。

6種類のアイコン形状を選択可能 かつての機能が復活か

新たに確認された「アプリアイコンの形状とレイアウト」メニューでは、デフォルトの円形に加え、四角形、アーチ形、クローバー形など、合計6種類のアイコン形状が選べる仕様になっている。この機能はかつてAndroid 12まで存在していたが、それ以降、Pixel Launcherから削除されていた。

この変更により、Pixelユーザーはホーム画面の見た目をさらに自由に調整できるようになる。ただし、適用範囲はホーム画面、アプリドロワー、フォルダーに限定されており、設定画面や最近使ったアプリ画面のアイコンには影響を与えないことが判明している。

Pixelシリーズの特徴はGoogleの純正体験を活かしたシンプルなUIにあるが、他メーカーのAndroid端末に比べ、カスタマイズ性の面で遅れを取る場面もあった。今回の機能追加は、そうした不満を解消する一歩となる可能性がある。

Pixelのカスタマイズ機能は進化するのか 今後の展開に注目

Googleは現在、Pixelのホーム画面カスタマイズ機能を統合する取り組みを進めているとみられる。今回のアイコン形状カスタマイズに加え、壁紙やグリッドサイズ調整なども含めた新しい設定メニューが追加される可能性がある。

一方で、この機能が最終リリースに含まれるかはまだ確定していない。Googleは過去にもベータ版で試験的に導入した機能を正式版で削除した例があり、最終的な判断は今後の開発プロセスに委ねられる。

Android 16の正式リリースは2025年5月から6月頃と予想されており、今後のアップデートでどのような新機能が追加されるか、引き続き注目が集まる。Pixelユーザーにとって、より自由度の高いカスタマイズが可能になるかどうか、今後の情報に期待したい。

Source:Android Central