Googleカレンダーの最新アップデートにより、従来の「スケジュール」ビューがデフォルトから外れ、「日」ビューへの強制変更が適用された。これにより、月ビューから日付をタップした際に、従来の連続的なイベント表示が利用できなくなった。この仕様変更は2025.09.1-732918122バージョンで確認され、Android版およびiOS版の両方に影響を及ぼしている。

Googleカレンダーの仕様変更とは 影響を受けるポイント

Googleカレンダーの最新アップデートにより、「スケジュール」ビューがデフォルトから外れ、代わりに「日」ビューが適用される仕様へと変更された。これまで「月」ビューから特定の日付をタップすると、その日のイベント一覧がスクロール可能な形式で表示されていたが、現在は「日」ビューへ直接切り替わるようになった。この仕様変更はバージョン2025.09.1-732918122で確認されており、Android版とiOS版の両方に適用されている。

この変更により、ユーザーがカレンダーを閲覧する際の手間が増加。特に、複数日のスケジュールを一度に把握したい場合に不便さを感じるユーザーが続出している。Googleカレンダーはもともと直感的な操作性が評価されていたが、今回の変更はその利便性を損なう形となっている。スケジュール管理の効率を重視するユーザーにとっては、従来の「スケジュール」ビューの廃止は大きなデメリットとなり得る。

この変更に関するGoogleの公式な説明はまだないが、コミュニティフォーラムには多くのフィードバックが寄せられている。ユーザーの声が今後の仕様変更に影響を与える可能性もあるが、現時点ではGoogleの対応は不明のままだ。

ユーザーの不満と代替アプリへの移行

今回の仕様変更に対し、Googleカレンダーユーザーの間で不満が高まっている。Googleの公式フォーラムには、「このままならAppleカレンダーに移行する」といった意見が多数投稿されており、代替アプリを模索する動きが見られる。特に、カレンダーの視認性や操作性を重視するユーザーにとって、現在の「日」ビューへの強制変更は大きなストレスとなっているようだ。

一部のユーザーは、Microsoft OutlookカレンダーやAppleカレンダー、または他のサードパーティ製カレンダーアプリへの乗り換えを検討している。これらのアプリは独自のスケジュール管理機能を持ち、Googleカレンダーが失った「スケジュール」ビューに近い使い方が可能なものもある。しかし、GoogleカレンダーはGmailやGoogle Meetとの統合機能が強みであり、その点での利便性を考慮すると、簡単に乗り換えられないという声も少なくない。

また、一部のユーザーは「スケジュール」ビューへの手動変更方法を発見し、回避策として活用している。しかし、毎回追加の操作が必要となるため、根本的な解決にはならない。このため、多くのユーザーがGoogleに対し、従来の仕様へ戻すことを要望している状況だ。

Googleは仕様を戻すのか 今後の展開に注目

Googleカレンダーの「スケジュール」ビューの削除は、ユーザーにとって予想外の仕様変更だった。過去にもGoogleは、ユーザーのフィードバックを受けてアプリのUIを修正したケースがあり、今回も同様の対応が取られる可能性がある。しかし、Googleが公式に対応を発表していない現時点では、変更が撤回されるかどうかは不透明だ。

Googleカレンダーは、これまで直感的な操作性とシンプルなUIで多くのユーザーに支持されてきた。しかし、今回の仕様変更により、ユーザー体験が損なわれたと感じる人が増えている。特に、業務やプライベートでGoogleカレンダーを頻繁に活用する人々にとって、今回の変更は利便性の低下につながる可能性がある。

今後、Googleがどのような対応を取るかは不明だが、ユーザーの不満が続く限り、さらなるフィードバックが寄せられることは間違いない。Googleがこの声を受けて仕様を元に戻すのか、それとも新たな改善策を打ち出すのか、今後の動向に注目が集まっている。

Source:Android Police