OnePlusの象徴的な機能であったアラートスライダーが、次世代モデルで廃止されることが明らかになった。これに代わり、Appleの「アクションボタン」に似たカスタマイズ可能なボタンが導入される予定だ。

アラートスライダーは、画面を操作せずにサウンドプロファイルを瞬時に切り替えられる便利な機能として、多くのユーザーに支持されてきた。しかし、OnePlusのCEOピート・ラウ氏によれば、スライダーのハードウェア設計では拡張性に限界があったため、新たなボタンに置き換える決断を下したという。

OnePlusがアラートスライダーを廃止する理由とは

OnePlusのフラッグシップモデルには長年アラートスライダーが搭載され、物理的なスイッチで簡単にサウンドプロファイルを切り替えることができた。この機能は多くのユーザーに支持されていたが、OnePlusはこれを廃止し、カスタマイズ可能なボタンへと置き換えることを決定した。その理由として、OnePlusのCEOであるピート・ラウ氏は、アラートスライダーのハードウェア構造では機能拡張が難しいことを挙げている。

OnePlusは過去に「OnePlus 10T」でアラートスライダーを省略したことがあるが、ユーザーの反発を受けて後続のモデルでは復活させた経緯がある。しかし、今回は単なる削減ではなく、より多機能なボタンへの置き換えとなる。新しいボタンは、サウンドプロファイルの切り替えだけでなく、ショートカットの設定など多用途に活用できる可能性がある。

これにより、OnePlusは従来の物理スイッチの利便性を維持しながら、より柔軟な操作性を提供しようとしていると考えられる。ただし、従来のアラートスライダーに慣れ親しんだユーザーの間では、新しい操作方法に適応する必要があるため、賛否が分かれることは避けられない。

Appleのアクションボタンとの共通点と違い

OnePlusが採用する新ボタンは、AppleのiPhone 15 Proシリーズに搭載されたアクションボタンと類似している。アクションボタンは、従来のミュートスイッチを置き換え、ユーザーが機能を自由に設定できる仕組みを導入した。例えば、カメラの起動、ライトの点灯、翻訳アプリの起動などが割り当て可能で、iPhoneユーザーにとって直感的な操作性を提供している。

OnePlusの新ボタンがAppleのアクションボタンと完全に同じ仕様になるかは不明だが、基本的な考え方は共通していると考えられる。特にAndroidはカスタマイズ性が高いため、Apple以上に多機能なショートカット設定が可能になる可能性もある。例えば、TaskerやMacroDroidといったアプリとの連携により、より細かい自動化機能を割り当てられるかもしれない。

一方で、Appleのアクションボタンは静電容量式であり、ワンタッチでアクションを実行できるが、OnePlusの新ボタンが物理ボタンのままとなるのか、それとも感圧式になるのかは不明だ。物理的なクリック感がある場合は従来のアラートスライダーの感触をある程度維持できるため、OnePlusユーザーにとっては歓迎される仕様になる可能性がある。

カスタマイズ可能なボタンは本当に利便性を向上させるのか

OnePlusの新しいカスタマイズ可能なボタンは、単なるアラートスライダーの代替ではなく、より多機能な操作性を提供する可能性がある。特に、スマートフォンを頻繁に操作するユーザーにとって、ワンタッチで特定のアクションを実行できることは大きな利点となる。例えば、カメラの起動、スクリーンショットの取得、アシスタントの呼び出しなど、日常的に使用する機能を割り当てることで、よりスムーズな操作が可能になる。

ただし、物理的なスライダーを好むユーザーにとっては、ワンタッチでのミュート切り替えが失われることに不満を感じるかもしれない。特に、ポケットの中や目視せずに操作する場合、ボタンよりもスライダーの方が直感的で確実に動作するため、置き換えが必ずしもメリットになるとは限らない。

また、カスタマイズ性の高さが逆に混乱を招く可能性もある。特定の機能を割り当てたとしても、誤操作を防ぐための設定が必要になり、従来のスライダーのようなシンプルな使い勝手を維持できるかが課題となる。OnePlusがどのような設定オプションを提供するのかが、最終的な使い勝手を左右する重要なポイントになるだろう。

Source:MUO (MakeUseOf)