OnePlusが次なる折りたたみスマートフォンの開発に取り組んでいることが判明した。信頼性の高いリーカーであるMax Jambor氏が「OnePlus : Pagani」と投稿し、これが同社の新たな折りたたみ端末のコードネームであると推測されている。さらに、別のリーカーであるAbhishek Yadav氏もこの情報を裏付けた。

2025年初めにOnePlusは折りたたみスマートフォンの開発を一時停止すると発表していたが、それは完全な撤退ではなく、次世代モデルの準備期間だった可能性が高い。ただし、現時点では仕様やデザインに関する具体的な情報はなく、開発が初期段階にあることを示唆している。

OnePlusが開発を進める「Pagani」 その正体とは

OnePlusが次世代折りたたみスマートフォンの開発を進めていることが、著名リーカーMax Jambor氏の投稿によって明らかになった。彼のツイートには「OnePlus : Pagani」と書かれ、開いた手の絵文字が添えられていた。これが折りたたみ端末を示唆していることは明白だ。さらにAbhishek Yadav氏もこの情報を裏付け、「Pagani」がOnePlusの新たなコードネームであると伝えている。

現時点で「Pagani」に関する詳細な情報はほとんどないが、OnePlusが再び折りたたみ市場に参入しようとしているのは間違いない。2025年初頭には開発の一時停止が発表されたが、それは撤退ではなく方向性の見直しと考えられる。もし開発が順調に進めば、2026年にも市場投入される可能性がある。

OnePlusは以前、「OnePlus Open」で折りたたみスマートフォン市場に参入したが、それ以降の新モデルは発表されていない。「Pagani」がどのような形で市場に登場するのか、今後の続報が待たれるところだ。

Oppoとの関係はどうなる OnePlusの新たな戦略

OnePlusはOppoと同じ親会社を持ち、技術開発の面でも深い関係がある。2025年、Oppoは「Find N5」を発表したが、これは限定的な市場での展開にとどまった。一方でOnePlusは「OnePlus Open」以降、新たな折りたたみスマートフォンを発表していない。

この状況から考えると、OnePlusはOppoの折りたたみ端末との競合を避けるため、一時的に開発を控えていた可能性がある。ただし、それが最適な判断だったのかは疑問だ。OppoのFindシリーズは確かに洗練された端末だが、OnePlusならではのユーザーエクスペリエンスを求める層も存在する。

仮に「Pagani」がFind Nシリーズとの差別化を図った新たなアプローチを取るのであれば、OnePlusの折りたたみ戦略はより明確になるだろう。現在の情報では不確定要素が多いものの、Oppoとの関係をどのように整理しつつ、新たな市場で勝負するのかが注目される。

2026年の折りたたみスマートフォン市場でOnePlusは存在感を示せるか

2026年のスマートフォン市場は、折りたたみデバイスの普及がさらに進むと予想される。SamsungやGoogleは既に複数世代の折りたたみ端末を投入しており、OppoやHonorも新たなモデルを展開している。この中でOnePlusが「Pagani」で再び市場に挑むとなれば、他社との差別化が重要な課題となる。

OnePlus Openはその軽量設計とディスプレイ品質で高評価を受けたが、一方で折りたたみ市場全体としては、耐久性やヒンジ構造、ソフトウェアの最適化といった要素が依然として重要視されている。OnePlusが次世代機でどのような技術的改良を加えるかによって、ユーザーの評価が大きく変わることは間違いない。

また、価格設定もカギを握る。折りたたみスマートフォンは一般的なフラッグシップ機よりも高価になりがちだが、OnePlusは従来、競争力のある価格設定で市場にインパクトを与えてきた。「Pagani」がこの伝統を維持しつつ、魅力的な機能を備えた端末として登場するならば、2026年の折りたたみ市場において大きな存在感を示すことができるだろう。

Source:PhoneArena