SamsungはGalaxy S22シリーズ向けに2025年3月のセキュリティパッチを含む最新のソフトウェアアップデートをリリースした。このアップデートは、前回のバージョンで確認されたセキュリティの脆弱性を修正し、デバイスの安全性を向上させるものとなっている。
現在、アップデートはヨーロッパと韓国のユーザー向けに配信されており、ファームウェアバージョンはヨーロッパがS90xBXXSDEYB1、韓国がS90xNKSS7EYB3となっている。対象ユーザーは「設定」から手動でアップデートを確認でき、Windows PCとOdinツールを利用した手動インストールも可能だ。
また、他の地域では今後数週間以内にアップデートが展開される見込みとなっている。一方で、Galaxy S22シリーズがAndroid 15ベースのOne UI 7.0を受け取るのは早くても2025年5月頃になると予想されている。
Galaxy S22の3月セキュリティアップデートがもたらす変更点

SamsungはGalaxy S22シリーズ向けに2025年3月のセキュリティパッチを含む最新アップデートをリリースした。このアップデートでは、既存のセキュリティ上の問題が修正され、より安全な環境での使用が可能となる。特に、悪意あるソフトウェアによる脆弱性の悪用を防ぐ対策が含まれており、データの漏えいや不正アクセスのリスクが低減されると考えられる。
現在、このアップデートはヨーロッパおよび韓国のGalaxy S22、S22+、S22 Ultra向けに配信が開始されている。ヨーロッパのファームウェアバージョンはS90xBXXSDEYB1、韓国ではS90xNKSS7EYB3となっている。これにより、これらの地域のユーザーは手動または自動で最新のセキュリティ対策を適用できるようになった。
Samsungのソフトウェア更新は段階的に展開されるため、アジアや北米、ラテンアメリカなどの他地域では、今後数週間以内に配信される可能性がある。これまでの傾向から見ても、Samsungは比較的短期間でグローバル展開を行うことが多く、今回のアップデートも同様に広範囲へと拡大されていくと予測される。
One UI 7.0の到着はいつになるのか
Galaxy S22シリーズのユーザーにとって、今回のセキュリティアップデート以上に気になるのは、Android 15ベースのOne UI 7.0のリリース時期だろう。Samsungは4月7日から最初のデバイス向けにOne UI 7.0の安定版を提供すると発表しているが、そのリストにGalaxy S22シリーズは含まれていない。
これまでのソフトウェア更新スケジュールを考慮すると、Galaxy S22シリーズがOne UI 7.0を受け取るのは2025年5月以降になる可能性が高い。Samsungのフラッグシップモデルは、一般的に最新OSの適用が他のモデルよりも早いが、S22シリーズは2022年リリースのモデルであるため、最新機種よりも若干遅れる形となる。
One UI 7.0は、Android 15の新機能をベースに、多くの改良が加えられると見られている。パフォーマンスの向上や、新たなプライバシー保護機能の追加、インターフェースの細かな調整が含まれることが予想される。ユーザーにとっては、よりスムーズな操作感や使い勝手の向上が期待できるアップデートとなりそうだ。
最新アップデートを適用するべきか?
セキュリティアップデートは、システムの安定性向上や脆弱性の修正を目的としているため、基本的には適用を推奨する。しかし、一部のユーザーは「アップデート後に不具合が発生するのでは?」という不安を持つこともある。特にメジャーアップデートでは、バッテリー消費の増加や一部アプリの動作不具合が報告されることがある。
今回のGalaxy S22向け2025年3月のセキュリティアップデートは、OSの大幅な変更を伴わず、主にセキュリティ強化が目的となっている。そのため、アップデートによる目に見える変化は少なく、パフォーマンスへの影響も限定的と考えられる。万が一、不具合が発生した場合も、Samsungは次のアップデートで修正を行う可能性が高いため、大きなリスクにはならないだろう。
アップデートを適用する場合、事前にデータのバックアップを取っておくと安心だ。万が一のトラブル時にも、元の状態に戻せるようにしておけば、安心してアップデートを進められる。特にビジネス用途や重要なデータを扱うユーザーは、慎重に対応することが求められるだろう。
Source:SamMobile