NVIDIAは、GTC 2025においてBlackwellアーキテクチャを採用した新GPU12種類を発表した。最上位モデル「RTX Pro 6000 Blackwell」は、96GBのECC GDDR7メモリを搭載し、従来モデルの2倍の容量を誇る。
さらに、ワークステーション向けの「RTX Pro」シリーズやデータセンター向けの「サーバーエディション」など、多様な用途に応じたモデルが展開される。ノートPC向けにも6種類の新GPUが発表され、モバイルワークステーション市場にも影響を与える見込みだ。
加えて、NVIDIAはDGX SparkやBlackwell Ultraなどの新技術を発表し、AIやデータセンター市場への戦略を強化。今後、価格や追加スペックの公開が待たれる。
新GPUの強力な性能と業界への影響

NVIDIAの新GPUは、その性能において圧倒的な進化を遂げている。特に注目すべきは、「RTX Pro 6000 Blackwell」シリーズに搭載された96GBのECC GDDR7メモリであり、この容量は従来のモデルの2倍を超える規模だ。
従来のコンシューマー向け最上級GPUである「RTX 5090」の4倍にあたるため、データ解析やAIトレーニングなど、高負荷なタスクにおけるパフォーマンスが飛躍的に向上することが予測される。
さらに、最大4000 AI TOPSという計算能力は、既存のGPUとは一線を画す性能を誇り、今後のAI開発や機械学習分野に大きな影響を及ぼすことが予想される。業界全体でこれらの新GPUを採用する企業が増えれば、計算能力の進化がビジネスの競争力向上に直結するだろう。
また、これらの新GPUは、サーバーエディションやMax-Qモデルなど、多様な需要に応える形で提供されるため、異なる市場におけるニーズにも対応できる。
この新しいGPUシリーズは、特にワークステーションやデータセンターでの利用が期待されており、その高性能がいかに業界の生産性を向上させるかに注目が集まる。
「Max-Q」技術の再定義とその意義
「Max-Q技術」という言葉は、主にノートPC向けの省電力GPUに関連付けられている。しかし、NVIDIAが発表した「Blackwell Max-Q Workstation Edition」については、詳細がまだ不明な部分が多い。この新モデルが、従来のMax-Q技術をどのように活用するのか、特にワークステーションPCにおいては電力消費よりもパフォーマンスが重視されるため、実装方法に大きな関心が寄せられている。
Max-Qは元々、ノートPCなどのモバイル機器でバッテリー駆動の最適化を図るために開発されたが、ワークステーションPCでの適用は新たな試みと言える。この技術がどのように省電力とパフォーマンスをバランスよく実現するのか、そして高性能なワークステーションにどのような影響を与えるかが注目される。
NVIDIAがこの技術を再定義することで、ワークステーション市場における競争優位性を高める可能性がある。この進化が今後のGPU市場全体に与える影響は計り知れない。
ノートPC向け新GPUの進化と市場の反響
NVIDIAは、新GPUシリーズをノートPC向けにも発表しており、そのラインナップは「RTX Pro 5000 Blackwell」などを含む6種類のモデルだ。これらのGPUは、従来のデスクトップ向けと同様の名称が使われており、ノートPCでもデスクトップ並みのパフォーマンスが提供されることが期待されている。
特に「RTX Pro 5000 Blackwell」は、24GBのECC GDDR7メモリを搭載しており、これまでのノートPC向けGPUでは考えられなかった大容量メモリの搭載が実現している。この性能の向上により、モバイルワークステーション市場での競争がさらに激化するだろう。特に、2025年6月からOEMパートナーにより提供される予定であり、各メーカーがこれらの新GPUをどのように活用するかが注目される。
ノートPC向けの新GPUシリーズは、特にプロフェッショナル向けの高性能モバイルワークステーションに対して強い影響を与える可能性がある。これにより、移動の多い業務やリモートワークの普及が進む中で、より高性能な端末の需要が高まると予想される。
Source:TechRadar