Googleは、AndroidおよびNestデバイスにおけるGoogleアシスタントの機能をさらに縮小する方針を明らかにした。今回廃止されるのは、音声による写真管理やインタープリターモード(リアルタイム翻訳)、誕生日リマインダーなど計7つの機能。これにより、スマートフォンだけでなく、Googleのスマートホームデバイスも影響を受けることになる。

今回の変更は、GoogleアシスタントをGeminiに置き換える動きの一環であり、過去にも同様の機能削減が行われてきた。Googleは具体的な廃止時期を公表せず、該当機能を利用する際に通知が表示される形でユーザーに告知されるという。なお、Googleはカスタムルーチンを活用することで、削除される機能の一部を代替できるとしている。

廃止される7つの機能とその影響

Googleは、新たに7つのGoogleアシスタント機能の廃止を発表した。これらには、音声による写真管理、リアルタイム翻訳を行うインタープリターモード、誕生日リマインダーなどが含まれる。これまでの音声操作ができなくなり、ユーザーは手動での操作を求められることになる。

特に影響が大きいのが、スマートホーム関連の機能だ。フォトフレームやアンビエントディスプレイの設定変更が音声で行えなくなり、Family Bellの通知機能も削除される。加えて、天気予報などの自動アップデート機能も廃止されるため、これまでのように決まった時間に情報を受け取ることはできなくなる。

車載関連の機能も削減対象となり、GoogleアシスタントがBluetoothやAUX接続されたオーディオアクセサリとの連携を終了する。これにより、運転中に音声アシスタントを活用していたユーザーは、代替手段を検討する必要がある。

Geminiへの移行とGoogleの狙い

今回の機能削減は、GoogleアシスタントをGeminiに統合する動きの一環と考えられる。Googleはすでに2024年後半から段階的にアシスタントの縮小を進めており、今後も同様の変更が続く可能性が高い。Geminiは、従来のアシスタントよりも高度なAIを活用することを目的としており、Googleの製品全体に統一したAI体験を提供する方針だ。

しかし、今回廃止される機能の多くは、ユーザーにとって利便性の高いものだった。特に音声での写真管理やスマートディスプレイの操作など、日常的に利用されていた機能が削除されることで、不便を感じる場面が増えることが予想される。Googleは、カスタムルーチンを活用することで一部の機能を補完できると説明しているが、これまでのシンプルな音声操作に比べると手間が増えることは避けられない。

Googleの方針としては、アシスタントの機能を整理し、新たなAI体験へと移行する狙いがある。しかし、こうした変更がユーザーに受け入れられるかは不透明であり、Googleのスマートホーム製品に対する評価にも影響を与える可能性がある。

今後の利用者の対応策

Googleは、今回の機能廃止に関して事前の具体的な通知を行っていない。対象の機能を使用しようとした際に初めて通知が表示されるため、ユーザーが突然利用できなくなるケースも考えられる。このため、現在Googleアシスタントの音声機能を活用しているユーザーは、代替手段を検討しておく必要がある。

カスタムルーチンの活用は、一部の機能の代替策となるが、すべての機能を補完できるわけではない。特にインタープリターモードの廃止は、リアルタイムで多言語を翻訳していたユーザーにとって大きな影響を及ぼす。今後は、Google翻訳アプリなどの別のサービスを活用する必要が出てくる。

スマートホーム関連の変更については、手動での設定変更を求められる場面が増えるため、Google Homeアプリの活用が重要となる。また、天気予報の自動アップデートが削除されるため、必要に応じて手動での確認を行うか、別のアプリを利用するのが現実的な対応策となる。今後もGoogleの方針によりさらなる機能削減が行われる可能性があるため、定期的に最新情報をチェックすることが重要だ。

Source:Android Central