Mozillaは、Windows 11版Firefoxに「タスクバータブ」という新機能を導入する。これにより、ウェブサイトをワンクリックで**プログレッシブ・ウェブ・アプリ(PWA)**化し、独立したウィンドウで実行できるようになる。タスクバーに固定すれば、利便性が向上し、シンプルなブラウジング環境が実現する。

この機能は、過去にPWA対応を廃止したMozillaにとって、ChromeやEdgeといった競合に対抗する重要な一歩といえる。実験的な段階から正式リリースへと移行する見込みで、今後の展開が注目される。また、macOS向けにもPWA機能を追加する計画が進行中であり、Dockへのウェブアプリ登録が可能になる可能性がある。

Firefoxの「タスクバータブ」とは何か PWA対応で何が変わるのか

Mozillaは、Windows 11版Firefoxに「タスクバータブ」という新機能を導入した。これは、**プログレッシブ・ウェブ・アプリ(PWA)**の対応を強化し、特定のウェブサイトを独立したアプリのように扱えるようにするものだ。ウェブサイトをワンクリックでPWA化し、タスクバーに固定できるため、ブラウザーを開くことなく即座にアクセスできるようになる。

この機能を利用すると、PWA化されたウェブサイトは専用のウィンドウで起動し、通常のFirefoxのUIが最小限に抑えられる。ハンバーガーメニューの整理など、PWA向けの最適化も進んでおり、シンプルな操作性が実現される。これにより、ウェブアプリをより使いやすくし、ChromeやEdgeなどと同様に、ネイティブアプリに近い感覚で利用できるようになる。

Mozillaはこの機能を実験的な段階として提供しており、今後のユーザーのフィードバックをもとに正式リリースへと進める予定だ。これまでFirefoxでPWAのサポートは限定的だったが、今回の動きは大きな前進といえる。

MozillaのPWA対応強化 ChromeやEdgeとの違い

Firefoxは、かつてPWAのサポートを行っていたものの、2021年に一度その対応を終了している。しかし、ユーザーの利便性を考慮し、再びPWA対応を強化する流れとなった。これにより、ChromeやEdgeといった競合ブラウザーと並ぶ機能が提供されることになる。

ChromeやEdgeではすでにPWAのサポートが進んでおり、ユーザーはGmailやYouTube、GoogleドキュメントなどのサービスをPWAとして利用できる。これに対し、Firefoxの新たなアプローチは、タスクバーへの固定やUIの最小化など、独自のPWA最適化に重点を置いている点が特徴的だ。

今後、FirefoxがChromeやEdgeとどのように差別化を図るのかが注目される。特に、オープンソースを重視するMozillaの開発方針により、拡張機能との連携やプライバシー保護の観点でどのような独自の強みを打ち出すのかが鍵となるだろう。

macOS版にもPWA機能導入へ Windowsとの違いとは

Windows 11向けに先行して実装されたタスクバータブだが、MozillaはmacOSにも同様のPWA機能を導入する計画を進めている。Windowsではタスクバーにウェブアプリを固定する形だが、macOSではDockに追加する形式となる見込みだ。これにより、Windowsユーザーと同様に、MacユーザーもPWAの利便性を享受できることになる。

これまで、macOSではSafariがPWA対応を積極的に進めてこなかったため、Google ChromeやEdgeを利用するユーザーが多かった。しかし、FirefoxがPWA機能を提供することで、Appleのエコシステムの中でもFirefoxの存在感が増す可能性がある。

MozillaがこのPWA対応をどこまで進化させるのか、今後の開発状況が注目される。特に、iOSやiPadOSでのPWA対応がどのようになるかも、多くのユーザーにとって気になるポイントとなるだろう。

Source:ExtremeTech