サムスンが開発中とされるGalaxy S25 Edgeの詳細がリークされ、その圧倒的な薄さが話題となっている。従来の噂では6.4mmとされていたが、新たな情報ではわずか5.84mmになる可能性が浮上した。
カメラは200MPのISOCELL HP2センサーと12MPの超広角レンズによるデュアル構成となる見込み。望遠レンズは搭載されないものの、センサー内ズームとAI補正により画質劣化の少ないズーム機能が実現される可能性がある。
バッテリーは3,900mAhとやや小型ながら、軽量・薄型デザインとチタン製フレームの採用が期待される。価格は19万~23万円程度と予想されており、4月の正式発表が待たれる。
超薄型5.84mmの驚異的なデザイン ー S25 Edgeはスマホの新たな基準となるか

Galaxy S25 Edgeの最大の特徴は、その圧倒的な薄さにある。従来のリーク情報では6.4mmとされていたが、新たな情報ではさらに薄い5.84mmになる可能性が浮上している。これは現在市場にあるほとんどのスマートフォンを大きく上回る薄型設計であり、サムスンのフラッグシップモデルの中でも特に異彩を放つ存在となる。
これほどの薄型デザインを実現するために、サムスンは軽量で強度の高いチタンフレームを採用するとみられている。発表されたカラーバリエーションの名称からも、チタン素材が使われる可能性が示唆されており、薄さだけでなく耐久性にも配慮された設計となりそうだ。
しかし、スマートフォンの薄型化には必然的にトレードオフが伴う。内部スペースが限られることで、バッテリー容量やカメラモジュールの設計に制約が生じる可能性がある。S25 Edgeではバッテリー容量が3,900mAhと小さくなることが判明しており、これが実使用時間にどのような影響を与えるのかは注目されるポイントだ。サムスンが独自の省電力技術でどこまでカバーできるかが、ユーザーの評価を大きく左右することになりそうだ。
200MPカメラ搭載でも望遠なし ー デジタルズームの性能が鍵を握る
S25 Edgeのカメラ構成は、200MPのISOCELL HP2メインカメラと12MPの超広角カメラのデュアル構成となる見込みだ。これは、従来のトリプルカメラ設計とは異なり、望遠レンズが省かれた仕様となっている。特に望遠撮影を重視するユーザーにとっては、この変更は気になる点だろう。
一般的に、ペリスコープ望遠カメラを搭載するには一定の本体の厚みが必要になる。S25 Edgeの極薄デザインを優先した結果、望遠カメラが採用されなかった可能性が高い。しかし、200MPの高解像度センサーを活用することで、デジタルクロップによるズーム機能が強化されるとみられている。AIによる補正技術と組み合わせれば、2~3倍程度のズームであれば光学ズームに近いクオリティが得られる可能性がある。
それでも、遠距離撮影を多用するユーザーにとっては、専用の望遠レンズがないことがネックとなるかもしれない。サムスンがデジタルズームの品質をどこまで向上させることができるのかが、S25 Edgeのカメラ性能の評価を大きく左右することになるだろう。
薄さ優先でバッテリー容量3,900mAh ー 実使用時間への影響は
S25 Edgeはその薄型デザインの代償として、バッテリー容量が3,900mAhと控えめになっている。これはS25(4,000mAh)と比較して100mAhの差にとどまるものの、S25+(4,800mAh)やS25 Ultra(5,000mAh)と比べると大幅に少ない。
スマートフォンのバッテリー容量は、ディスプレイのリフレッシュレートやチップセットの消費電力によって大きく影響を受ける。S25 Edgeの具体的なディスプレイスペックはまだ明らかになっていないが、120Hz以上の高リフレッシュレートが採用される場合、消費電力が増加する可能性がある。サムスンはこれを補うために、省電力性能に優れたチップセットと最適化されたソフトウェアを組み合わせることで、バッテリー寿命の改善を図るとみられる。
また、急速充電技術の強化も期待される要素の一つだ。バッテリー容量が小さい分、短時間でフル充電できるような設計になれば、実使用において大きな不便を感じることは少ないかもしれない。薄型スマホを求めるユーザーにとっては、バッテリー性能と充電速度のバランスが重要な判断基準となりそうだ。
Source:Digital Camera World