Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)の2024年統計によれば、MacBook ProはAppleのMac販売全体のうち53%を占め、33%に留まったMacBook Airを大きく上回った。実売ユニット数に換算すると、MacBook Proの販売台数はAirよりも60%多かったことになる。

ノート型Macは依然として主力であり、全Macの売上の86%を占めているものの、前年の90%から若干の低下が見られる。これは主にAirの販売減によるものとされ、Proモデルの堅調ぶりが際立つ結果となった。

Proの優位性を後押しした要因のひとつとして、M4チップの先行搭載がある。これによりホリデーシーズンにおける需要を捉えた可能性が高く、パフォーマンス重視の層を確実に引きつけた格好だ。

MacBook Proが全Mac売上の過半数を占めた背景

Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)の最新データによれば、2024年にAppleが販売したMacのうち53%がMacBook Proであった。対照的に、MacBook Airは33%にとどまり、両モデル間の販売差は過去最大規模に拡大した。実数ベースでは、MacBook Proの販売台数はAirよりも60%多く、市場での支持の明確な傾向が示された。

この売上の差は、ノート型Mac全体における構成比の変動にも表れている。2023年には全Mac売上の90%を占めていたノート型が、2024年には86%にやや低下しており、その内訳に変化が生じている。特にMacBook Airのシェアが39%から33%へと減少したことが、この変化の一因となっている。

Proモデルは従来よりも高価格帯でありながらも販売を伸ばしており、性能志向のユーザーに選ばれる構図が浮かび上がっている。Apple製品の中で最も高性能なラップトップとしての立ち位置が、確固たる販売実績に裏打ちされている形だ。

M4チップ先行搭載がMacBook Proの追い風に

2024年後半に販売されたMacBook Proは、Appleの次世代プロセッサであるM4チップをいち早く搭載したモデルである。CIRPの統計が示すように、ホリデーシーズンを含むこの時期の販売がProモデルの伸長に寄与した可能性は否定できない。Airに対して性能面でのアドバンテージを示す材料として、M4チップ搭載は明確な差別化要素となっている。

M4チップは処理速度、電力効率、AI処理能力の全てにおいて前世代を上回ることが期待される新アーキテクチャであり、特にプロ用途やクリエイティブ業務に求められる高い演算性能に直結する。このタイミングでのアップグレードは、性能重視層に対する強い訴求となったと見られる。

一方で、MacBook Airには同チップの搭載は行われておらず、モデル間での技術的な開きが存在したままとなっている。Appleとしては意図的にProモデルへの注目を集め、より高価格帯へのシフトを図った戦略と読むことも可能である。

ノート型支配の構造に変化の兆し

AppleのMac販売におけるノート型モデルの優勢は揺るぎないものとされてきたが、2024年にはその構造に微細な変化が見られた。前年90%に達していたノート型のシェアが、わずかとはいえ86%へと減少しており、デスクトップ型の存在感が相対的に高まっている。

この変化の背景には、MacBook Airの販売減少がある。軽量で価格も比較的手頃なAirが市場で後退することにより、全体としてノート型の構成比に影響を与えたと考えられる。一方で、Proモデルの好調がノート型全体をある程度支えている構図は変わらない。

デスクトップMacについては詳細な内訳が示されていないが、シェアが14%にとどまる現状では、販売回復には至っていない。ただし、Airの失速が続けば、ノート偏重のバランスが修正される可能性も否めず、今後の製品ラインナップと投入タイミングが注目される。

Source: TweakTown