Googleが正式発表したPixel 9aは、画面サイズやバッテリー容量の強化など一見理想的な進化を遂げたように見えるが、実際には5,100mAhのバッテリーではインパクトに欠けるとの声が上がっている。
Pixel 8aからの画面サイズ拡大やバッテリー容量増加にもかかわらず、厚みや重量は控えめに留まり、真に大容量バッテリーを搭載する余地を自ら制限してしまった可能性が指摘されている。
Pixel 9aのスペック進化と見え隠れする限界点

Pixel 9aは前モデルのPixel 8aに対して、画面サイズが0.2インチ拡大され、バッテリー容量は約600mAh増加した。具体的には、ディスプレイがわずかに大型化しつつも、厚みを据え置き、重量を2グラム減少させるという調整が施されている。バッテリー容量は5,100mAhと過去のaシリーズでも最大級であり、Google公式によれば「30時間以上」の連続使用が可能とされる。
ただし、これは「Extreme Battery Saver」使用時の比較では、上位機種であるPixel 9やPixel 9 Proと同じ「100時間」にとどまっており、差別化が感じられにくい。さらに、通常使用においても6.5インチ級スマートフォンに搭載される5,500mAh超のバッテリーには及ばず、長時間駆動を求める層には物足りなさが残る。
本体の厚みを9mm以上に増やすか、画面サイズをもう一段階引き上げる選択肢があれば、より大容量のバッテリーを搭載する余地があったと考えられる。スペック表では成長が見える一方で、実用面での恩恵は限定的という印象を受けるのは否めない。
意図的な性能抑制と発売遅延が残す疑念
Pixel 9aの登場がPixel 9とのバランス調整のために設計上意図的に制限された可能性は否定できない。特に注目すべきは、性能面で大きな飛躍が見られない一方で、フラッグシップモデルとの相対的な価値差を維持しようとする姿勢が透けて見える点である。バッテリー容量の控えめな増加や、本体サイズの微細な調整も、Pixel 9をより魅力的に見せるための配慮と受け取られても不思議ではない。
さらに、正式発表が行われたにもかかわらず、発売時期が未定という異例の事態が不信感を強めている。すでに数ヶ月前からリークが続いていたにもかかわらず、ローンチのタイミングが明示されないまま発表された背景には、部品供給や品質管理の問題がある可能性も示唆されている。
Google製スマートフォンにおいては過去にも類似のケースがあり、ユーザーの期待を裏切る形となった前例がある。Pixel 9aもその轍を踏まないためには、明確な発売時期と製品品質への信頼が鍵となる。今回の遅延が軽微なトラブルに過ぎないのか、あるいはローンチ全体を揺るがすリスクに発展するのかは、今後の対応次第で大きく変わってくるだろう。
Source:PhoneArena