Motorolaの次期折りたたみスマートフォン「Razr+ 2025」(欧州名:Razr 60 Ultra)の新カラーバリエーションがリークされた。信頼性の高いリーカーEvan Blass氏がXで共有したGIFにより、木目調の質感を持つ背面パネルを備えた新色モデルの360度レンダーが明らかになった。
素材が実際の木材なのか、質感を模したものかは不明だが、個性的なデザインを求める層には刺さる可能性がある。外観は2024年モデルとほぼ同一で、下部スピーカーの構造のみが主な変更点とされる。
木目調の新カラーが与えるデザインへのインパクト

今回リークされた「Motorola Razr+ 2025」の新色は、従来のスマートフォンにはあまり見られない木目調の仕上げが特徴となっている。これは、かつての「Moto X Pure」シリーズで好評を博した自然素材風デザインを彷彿とさせるもので、「Nordic Wood」と呼ばれる「Moto Edge 50 Ultra」のカラーリングにも通じるテイストだ。Evan Blass氏が公開した360度レンダーでは、リアパネル全面にわたって木目調の質感が再現されており、従来の金属やガラス主体の質感とは異なる温かみを感じさせる。
木材そのものを使用しているかどうかは明かされていないが、実用性を考慮すれば模擬素材である可能性が高い。それでも、視覚的な印象や手に持った際の独特な感触は、個性的な端末を求める人々にとって魅力的な選択肢となる。スマートフォンの多様化が進むなか、見た目のユニークさが選定基準に直結する場面は少なくない。今後このような自然素材風のアプローチが他メーカーにも波及するか注目される。
ハードウェア構成は堅実なアップデートにとどまる見通し
「Razr+ 2025」の内部構成は、2024年モデルと大きく変わらない仕様が引き継がれる可能性が高い。具体的には、6.9インチのpOLEDメインディスプレイと4インチのカバーディスプレイという構成が踏襲され、RAMは12GB、ストレージは256GB、バッテリー容量は4000mAhと、現行機と同等のスペックが見込まれている。デザイン上の変化も最小限であり、スピーカーのスリット形状が変更された点が唯一の目立つ違いとなっている。
最大の注目点は、Qualcommの「Snapdragon 8 Elite」が搭載される可能性があるという点だ。このチップは現在まで米国市場では採用例がなく、「Razr+ 2025」が初の採用端末になるかもしれない。処理性能や電力効率がどこまで進化しているかは不明だが、従来モデルで感じられた熱処理やバッテリー消耗の課題に対する改善に期待が集まる。とはいえ、従来構成の焼き直しにとどまる可能性もあり、ハード面でのインパクトは限定的となる可能性がある。
折りたたみ市場におけるSamsungとの競争は次の段階へ
折りたたみスマートフォン市場において、MotorolaとSamsungの競争が新たな局面に突入しようとしている。Samsungは次期モデル「Galaxy Z Flip 7」で、カバーディスプレイを端末の端から端まで広げるエッジ・トゥ・エッジ仕様に刷新するという情報がある。一方でMotorolaの「Razr+ 2025」は、デザインや構成を比較的保守的に維持している印象が強く、見た目の新しさではSamsungに後れを取る可能性もある。
その中で木目調デザインという独自のアプローチは、スペック以外の部分で差別化を図る試みと捉えられる。外観で惹きつけたうえで、内部の完成度で応える戦略ともいえるが、ユーザーが求めるのは視覚的な驚きだけではなく、使い勝手や機能性も含めた総合的な進化である。Motorolaがこのモデルでどこまで市場の注目を引き寄せられるかは、実機の完成度と価格設定次第となりそうだ。Samsungとの間で性能一辺倒ではない競争軸が生まれることにより、市場全体の選択肢が広がることが期待される。
Source:Android Police