サムスンの未発表端末「Galaxy Z Flip FE」がExynos 2400eを搭載する可能性が、最新のコード解析により明らかになった。従来は上位チップであるExynos 2500搭載の噂もあったが、製造の安定性やコスト面の課題を考慮し、2400eの採用に傾いたとみられる。この選択は、フリップ型折りたたみスマホをより手頃な価格帯で展開する狙いと一致しており、製品戦略の転換点となるか注目される。
Exynos 2400e採用を示すコード「B7R」とは何か

Galaxy Z Flip FEに関連する「B7R」というコードネームが注目を集めている。これは、Samsungが開発中とされるフリップ型折りたたみスマートフォンのファンエディションモデルを示すとされてきた名称である。そして、このモデルに搭載されると見られるチップ「S5e9945」は、Exynos 2400または2400eに紐づく部品番号であると特定された。Exynos 2400eは、Cortex-X4コアのクロックがやや低めに設定されており、性能を若干抑える代わりに消費電力やコストを軽減する仕様である。
2023年後半にリリースされたExynos 2400は、Galaxy S24シリーズの一部地域モデルに搭載され、安定した性能を示していた。一方で、その廉価版である2400eは、2024年10月発売のGalaxy S24 FEに採用された実績がある。今回見つかったコードの内容から、Galaxy Z Flip FEにも同様の戦略が適用される可能性が高まっている。
価格を抑えることで広い層への訴求が可能になる一方、2400eがハイエンド用途でどこまで耐えうるかという点には慎重な視点も必要となる。特に折りたたみ機構による発熱や電力効率との兼ね合いは、搭載チップの選定において無視できないファクターとなるはずだ。
Exynos 2500採用説との矛盾と製造上の課題
一部では、Galaxy Z Flip FEにExynos 2500が搭載されるという情報も報じられていた。しかしExynos 2500は3nmプロセスでの製造が難航しており、歩留まりの不安定さが課題となっている。仮に量産できたとしても、急ピッチで製造されたチップが熱やバッテリー効率の面で最適とは言えない可能性がある。これが最終的に2400eへの回帰という判断につながったとも考えられる。
また、Exynos 2500はより高性能な設計が想定されているため、コストの面でもFEモデルの価格帯とバランスが取りにくい。仮に搭載されれば、価格が想定より高くなるか、他のスペックが抑えられる可能性も出てくる。結果として、端末全体の魅力に影響を与えかねない。
このような背景を踏まえると、コストと安定性を重視したExynos 2400eの採用は自然な流れとも捉えられる。ただし、2400e搭載が確定したわけではなく、今後の正式発表まで仕様変更の余地は残されている。ユーザーとしては、価格と性能の最適なバランスに期待が高まる。
Source:Android Authority