Appleが2025年に投入を予定している超薄型スマートフォン「iPhone 17 Air」が、早くも消費者の関心を集める上で苦戦する可能性が浮上した。SellCellによる3,500人超のiPhoneユーザー調査では、同程度の仕様を持つiPhone 16eに対する支持がわずか7.3%にとどまり、多くが単眼カメラや機能面での物足りなさを理由に選択を見送ると回答した。

特に「最高の製品」を選びたいとするハイエンド志向の回答が34%に達し、カメラ性能や付加機能が重視される傾向が明らかとなっている。iPhone 17 AirはA19チップやMagSafe充電対応といった技術面での進化が予測されているが、Appleがこの端末をどう位置づけ、消費者に訴求していくかが成否を左右する決定的要素となりそうだ。

単眼カメラ搭載のiPhone 17 Airに広がる懸念

iPhone 17 Airは、薄型設計と軽量化を追求したモデルとして開発が進められているが、搭載されるとされる48MPの単眼カメラ構成が、消費者の購買意欲に影を落とす可能性がある。SellCellの調査では、iPhone 16eに搭載された同様のカメラ構成に対して、ユーザーの52.6%が「複数のリアカメラがないこと」に不満を抱いているという結果が示された。

これは写真や動画のクオリティに対する期待が高まる中、単眼カメラだけでは満足できないという現実を浮き彫りにしている。特に望遠や超広角撮影といった複眼構成ならではの機能を求める声が根強く、Proモデルとの差異が購入動機に直結する状況となっている。薄型であること自体が一部のユーザーにとっては魅力と映るものの、大多数は機能性の充実を重視しているようだ。

AppleがAirモデルをiPadライン同様に「軽さとスマートさ」を打ち出した製品群と位置づけた場合でも、iPhoneユーザーにとっては「最高の製品」が求められる傾向が根強く、単なるデザイン重視では関心を引くには不十分であることが調査から読み取れる。

16eへの関心の低さが示す価格と性能のバランスの難しさ

SellCellの調査結果によると、iPhone 16eに対して「購入を検討している」と答えたのは全体のわずか7.3%に過ぎず、残る92%以上が購入に否定的な姿勢を示した。主な理由として挙げられたのは、スペック不足と価格への不満であり、「価格に関係なくAppleの最上位モデルを選びたい」と回答したユーザーも34%に上った。

特に注目すべきは、「価格が抑えられていても満足度が得られない」と感じるユーザーの割合が91.6%と極めて高く、価格だけで製品の魅力を高めることが困難であることを裏付けている。これは、Appleユーザーの中核層が「最新かつ最高のスペック」こそがブランド価値の本質であると認識していることを示しているといえる。

iPhone 17 Airが仮に16eと同水準の性能で展開された場合、価格面の工夫だけでは関心を喚起できない可能性が高い。Appleがラインナップの多様化を狙って「Air」モデルを新設するにしても、単に新カテゴリーを設けるだけでは既存ユーザー層の嗜好を変えることは難しく、製品の“意味付け”が問われる局面に入っている。

Source:Tom’s Guide