Samsungが最新のOne UI 7にて、LockStarアプリを通じたロック画面通知のカスタマイズ機能を削除したことが明らかになった。これにより、透明度やサイズ、色といった細かな通知表示の調整が不可能となった。
以前のOne UI 6.1.1以前のバージョンでは、LockStarモジュールを使うことで通知の見た目を自由に変えることができ、個々の好みに合わせた設定が可能だった。

しかし、アップデート後はこれらの機能が動作せず、ユーザーから不満の声が相次いでいる。Samsungはこの変更を公式に認めており、現時点でサポート再開の予定はないとする一方、ユーザーの声をもとに今後のアップデートで再導入を検討する可能性があると説明している。

LockStarで可能だったロック画面通知の細かい設定内容とは

One UI 7以前のSamsung LockStarは、ロック画面の通知表示における自由度の高さが魅力だった。ユーザーは通知の透明度やサイズ、色、表示位置、表示する通知の種類まで、非常に細かく調整することができた。この柔軟なカスタマイズ機能により、視認性を高めたり、個人の美的感覚に合わせてロック画面全体のデザインを統一するなど、使い方は多岐にわたっていた。

特にOne UI 6.1.1以前では、通知表示を完全に非表示にしたり、必要なアプリの通知だけを表示するといったフィルタリングも可能であり、プライバシーと実用性の両立を目指すユーザーにとって大きな利点となっていた。こうした細かなカスタマイズができたことで、ロック画面は単なる情報表示領域ではなく、個々のスタイルを反映する空間となっていた。

今回のOne UI 7では、このカスタマイズ性が突如として排除され、LockStarをインストールしていても従来の通知設定が機能しないという報告が多数寄せられている。Samsungがこの仕様変更を公式に認めたことで、過去の機能が戻る保証も現時点では存在しない。

One UI 7の方向性とロック画面統一化の背景を考える

SamsungがOne UI 7でLockStarの通知カスタマイズ機能を削除した背景には、OS全体のUI・UXの一貫性を重視する方針があると見られる。通知の見た目に関するユーザー側の自由度が高すぎる場合、統一されたデザインコンセプトを保ちにくくなり、特に新機能や新デバイスとの調和を図る際に不整合が生じる可能性がある。

また、Samsungは近年、Good Lockモジュール群を徐々に整理・簡略化している傾向があり、システム安定性や保守性の向上を意図しているとも考えられる。LockStarが提供していた通知カスタマイズ機能は、表示レイヤーに直接干渉するものであったため、他のシステム挙動との衝突が起きやすい側面も否めない。

とはいえ、こうした仕様変更は使い慣れた環境に価値を見出していたユーザーにとって大きな痛手であり、特にロック画面の情報表示を重要視する層にとっては不満が残る変更と言える。Samsungは「十分な要望があれば再導入を検討する」との立場を取っているが、今後のアップデートでの対応には注視が必要だ。

Source:Sammy Fans