Googleが2025年に投入予定のPixel 10シリーズに搭載される独自チップ「Tensor G5」について、Imagination Technologies製のGPU「DXT-48-1536」が採用される可能性が高まっている。

日本で開催されたRISC-V関連イベントに連動して公開された投稿には、ImaginationのGPUとTensor G5の関連性を示唆するテーブルが含まれていたとされる。現在は削除済みだが、スクリーンショットがその存在を裏付ける形だ。

Tensor G5にImagination製「DXT-48-1536」GPUが搭載される可能性とその根拠

GoogleはPixel 10シリーズに向けて、これまでのMali-G715 GPUから脱却し、Imagination Technologiesの「DXT-48-1536」への移行を検討しているとされる。Android Authorityによれば、これを裏付ける形で、RISC-V Day Tokyoに関連した投稿にImaginationのGPU製品テーブルが掲載されていたという。現在その投稿からテーブルは削除されているが、残されたスクリーンショットから「Tensor G5」と「DXT-48-1536」が並記されていた痕跡が確認されている。

また、同じ表にはXiaomiがImagination製GPUを組み込んだ独自チップに取り組んでいる可能性を示す記述も含まれていたとされる点も注目だ。現時点での公式な発表はないが、複数のブランドがMali以外の選択肢を模索している流れと一致する。

スクリーンショットの信ぴょう性については、捏造の可能性を完全に否定することはできないが、元投稿の不自然な空白や構成の違和感から、内容の一部が後から削除されたと考える余地はある。テーブルが本物であれば、GoogleはGPUアーキテクチャの転換を視野に入れていると見て差し支えない。

レイトレーシング対応で変わるスマホのグラフィック性能と期待される進化

「DXT-48-1536」は、レイトレーシングなどの最新機能に対応するImaginationの高性能GPUであり、仮にTensor G5に採用された場合、Pixelシリーズにおけるグラフィックス性能は大きく変わる可能性がある。これまでのMali-G715では困難だった光の反射や影の表現が、よりリアルに描画されるようになると期待される。

スマートフォンゲームの表現力やAR体験の質に直結するため、エンタメ用途での変化は大きい。一方で、こうした高度な処理は発熱やバッテリー消費の増加につながる懸念もあり、実装にあたってはバランスが求められる。TSMC製のプロセス技術が省電力性でどこまでそれをカバーできるかが鍵を握るだろう。

また、Tensor G5がこのGPUを活かすためのソフトウェア最適化をどの程度進められるかも重要なポイントだ。単なるスペックの向上だけでなく、ゲームや映像体験の中で実感できる形でその進化が活きるかどうかが注目される。

Source:Android Authority