MicrosoftのSurface Laptop 7が、Amazon上で「頻繁に返品される商品」としてタグ付けされていることが判明した。364件以上のレビューで平均4.2点と一見高評価にもかかわらず、返品が多いのは注目に値する動向である。
この現象は、搭載されているQualcomm製Snapdragon X Eliteチップの市場評価と密接に関連している可能性がある。性能自体は一定の水準に達しているものの、主要アプリの互換性や競合との比較で明確な優位性がなく、価格に対して満足度が見合わないとの見方もある。
Snapdragon X Eliteの性能は実用レベル だが決定打に欠ける構成

Surface Laptop 7に搭載されたSnapdragon X Eliteは、12コア構成のハイエンド仕様であり、パフォーマンス面では一定の水準に達している。一般的な作業やウェブブラウジング、動画視聴といった用途ではスムーズに動作し、動作音も静かで発熱も比較的抑えられている。ただし、パフォーマンスが「悪い」わけではないにもかかわらず、ユーザーからの満足度が低い理由は他にある。
その一つが、主要アプリケーションとの互換性である。ネイティブ対応していないソフトが存在し、エミュレーションによる対応により、動作が不安定になる場面が指摘されている。また、IntelのLunar Lakeなどと比較した際に明確な差別化ポイントが見えづらく、同価格帯の他機種に対して優位性を示しづらいという問題もある。
単なる性能だけでは選ばれない時代において、ソフトウェアとの親和性や価格とのバランスも問われる中、Surface Laptop 7とSnapdragon X Eliteの組み合わせは、その基準に十分応えられていない可能性がある。
「頻繁に返品」タグの背景にある価格と期待値のギャップ
Amazon上で「頻繁に返品される商品」としてSurface Laptop 7がタグ付けされた事例は、ユーザーの満足度と実際の購入体験に大きなギャップがあったことを示している。レビューでは364件以上の評価が集まり、平均スコアは4.2点と一見良好であるものの、返品率が高いという事実は無視できない。
このタグ付けはパフォーマンスの問題や不具合によるものではなく、消費者の主観的評価に基づくものであるとされている。Snapdragon X Eliteに対する期待値が高かった分、それを超える体験を提供できなかったことが、返品という選択肢につながったとみられる。特にAppleのMシリーズを搭載したMacBookが、同等価格でバッテリー持ちやOS全体の一体感を提供していることを考えると、比較されやすく不利な立場に置かれている。
1500ドル以下の価格帯で競合がひしめく中、スペックやブランド力だけでは選ばれにくくなっており、実際の使用感や機能の完成度が購入の決め手となる。Surface Laptop 7の返品傾向は、そのバランスの欠如が如実に表れた結果とも言える。
Source:Wccftech