SamsungはGalaxy S25、S25+、S25 Ultra向けに、2025年3月のセキュリティパッチを含む最新アップデートの配信を韓国で開始した。ビルド番号「S938NKSUAYC3」によれば、セキュリティ強化に加え、その他の修正も施されているが、見た目に変化は確認されていない。

この更新は、2月初旬の発売以来2回目のソフトウェアアップデートとなり、Android 15とOne UI 7を搭載したS25シリーズにとっては、今後7年間継続されるアップデートサイクルの一環と位置づけられる。

端末の設定メニューからの更新に加え、SamMobile経由でファームウェアを取得し、Windows PCを用いた手動インストールにも対応している。

韓国から始まる3月セキュリティアップデートの展開とその中身

今回のアップデートは、2025年3月のセキュリティパッチを含む形で、Galaxy S25、S25+、S25 Ultraの3機種向けに韓国市場で配信がスタートした。ビルド番号「S938NKSUAYC3」が示すように、単なるセキュリティ強化だけでなく、その他のバグ修正や安定性の向上も含まれている。ただし、UIや新機能など、ユーザーの目に見えるような大きな変更は含まれていない。

このアップデートは、Galaxy S25シリーズにとって2回目の配信となり、初回のリリース後わずか1か月強での提供となった。ユーザーは端末の「設定」から直接アップデートを適用することもできるが、SamMobileのサイトからファームウェアをダウンロードしてPC経由でインストールする手段も用意されている。

これにより、S25シリーズは発売直後から継続的にソフトウェア面での対応が図られていることが明確になった。特に、見た目には変化がなくともセキュリティレベルの維持は日常的な使用において極めて重要であり、OSの信頼性とデバイス寿命の延伸にもつながる要素である。

7年間のアップデート保証がもたらす安心と今後の期待

Galaxy S25シリーズは、Android 15とOne UI 7を初期搭載し、発売当初から最新OS体験が可能な構成となっている。そして今回のアップデートを含め、今後7年間にわたり、OSアップグレードとセキュリティアップデートの両方が提供される予定である。この長期サポートは、ハイエンドモデルとしての信頼性の裏付けであり、機種変更のスパンを見直すきっかけにもなりうる。

特にソフトウェアの更新がセキュリティだけでなく、機能追加や最適化にも及ぶ可能性があることを考えると、S25シリーズを選ぶ価値は発売時点だけにとどまらない。更新のたびに新しい体験が積み重なる設計は、所有する満足感と日常の使い心地を継続的に高めてくれる。

ただし、アップデートがグローバルに展開されるには地域差があるため、今後の配信スケジュールや内容にも注目する必要がある。見た目に大きな変化がない今回のアップデートであっても、内側では確実に端末が進化しており、日常の利用環境をより堅牢に支えている。

Source:SamMobile