Appleが2026年に折りたたみ式iPhoneを発表する可能性があるとの報道が相次いでいる。発売初期は供給が限定的で、価格は2,000ドルから2,500ドルに設定される見込みだ。外観はGalaxy Z Fold 6に類似し、外部5.49インチ、内部7.74インチのデュアルディスプレイを採用するとされている。
次世代機「iPhone 17 Air」との共通技術として、超薄型シャーシやApple独自の5Gモデムの搭載が挙げられ、Appleは自社製部品でコスト削減を図るとみられる。正式名称は未定だが、「iPhone Ultra」の名が挙がっている。
新型モデム「C2」の省電力性能にも期待が寄せられており、今後の技術動向と供給体制の整備が注目される。
iPhone 17 Airと共有される技術仕様 薄型設計と自社製モデムが鍵に

Appleが開発中とされる折りたたみ式iPhoneは、2026年に登場予定の「iPhone 17 Air」と多くの技術的特徴を共有する見通しである。情報筋によれば、折りたたみ端末には極薄のシャーシ構造やカスタム設計の5Gモデムが搭載される可能性があり、これにより本体の軽量化と通信性能の最適化が図られる。
これらの要素は、高価格帯でありながら差別化を求めるユーザー層への訴求力を高める要因となる。Appleは従来のiPhoneシリーズでも自社製チップによるハードとソフトの垂直統合を推進してきたが、折りたたみ型にも同様の思想が貫かれる可能性が高い。
報道では、2026年の新型機に搭載される「C2」モデムは、既存の「C1」を超える電力効率を有するとされ、長時間使用への対応が期待される。折りたたみ端末においてもこの高効率モデムが搭載されれば、バッテリー容量の制約を抱える本体構造でも十分な駆動時間を実現できる可能性がある。
一方、iPhone 17 Airとの技術共有は、Appleが複数製品間で共通パーツを利用することで部品調達を効率化し、製造コストを抑制しようとする意図の表れとも考えられる。供給が限定される中で価格が2,000ドルから2,500ドルに設定される背景には、こうした先端技術の搭載と同時に、量産性の低さと初期の生産リスクが影を落としている可能性もある。
Galaxy Z Fold 6を意識した外観と限定供給の背景
Mark Gurman氏の報告によれば、Appleの折りたたみ式iPhoneはSamsungの「Galaxy Z Fold 6」と類似したフォームファクターを採用するとされており、従来のクラムシェル型ではなく、ブック型のディスプレイ構成が見込まれている。
これにより、外部ディスプレイ5.49インチ、内部メインディスプレイ7.74インチという仕様が噂されており、ユーザーに対してスマートフォンとタブレットの中間的体験を提供する構造が示唆される。供給に関しては、Appleが現在も部品供給体制を構築中であり、初期段階では生産数が限定されることがBloombergのニュースレター「Power On」で明かされている。
折りたたみ機構に対応する部品の製造には高精度な技術が要求される上、従来のiPhoneよりもはるかに複雑な構造を有することから、生産効率を高めるには時間を要することが予想される。また、Appleが複数のサプライヤーを並行して精査している段階であることも、大量供給への移行が段階的となる理由の一端とみられる。
このような背景を踏まえると、2026年に登場する初の折りたたみ式iPhoneは、技術力の誇示としての意味合いが強く、初期段階ではブランドの象徴的な製品として限定的に展開される可能性が高い。製品名については未確定であるものの、Gurman氏はポッドキャスト内で「iPhone Ultra」の名称を予想しており、Appleが市場に新たなハイエンドラインを構築する布石となるかどうかが注目される。
高価格設定の裏にあるAppleの戦略と市場への影響
折りたたみ式iPhoneの価格は2,000ドルから2,500ドルとされ、これまでのiPhoneシリーズの中でも最上位に位置づけられる水準である。この高価格設定には、先端技術の搭載や複雑な製造工程だけでなく、限定供給による希少性の演出といったマーケティング戦略も影響しているとみられる。
Appleは高額な価格帯であるからこそ実現できる高収益モデルを維持しつつ、新カテゴリの製品でブランド価値を高める狙いを持っている可能性がある。また、自社製部品の積極活用により、調達リスクの軽減と利益率の確保を両立させようとする姿勢も読み取れる。
折りたたみ端末は製品の信頼性と耐久性が問われる分野であり、Appleが品質管理を徹底できる自社設計を選好するのは自然な流れともいえる。加えて、初期の限定販売により市場からの反応を精査し、将来的な量産体制への移行に備える段階的な戦略も含まれている可能性がある。
一方で、高価格と限定供給という組み合わせは、購入層を著しく限定する要因ともなる。市場での実際の需要や競合他社製品との競争力に関しては、今後のAppleの訴求方法や製品完成度に左右される部分が大きく、折りたたみスマートフォン市場におけるAppleの存在感は2026年以降の展開次第となる。
Source:Wccftech